エントリー・面接前の準備とテクニック | 障がい内容の伝え方

障がい者採用に応募する場合は、必ずといっていいほど「障がいについて」質問されます。今回は、そんな時に、どのように答えれば良いのか、ご紹介します。

障がい内容の伝え方とは・・・

障がい内容の伝え方にはポイントがあります。シーンに応じたポイントをおさえて、人事に正しく障がい内容が伝えられるように、準備していきましょう!

説明のポイント 説明の仕方

具体的にはどのように「障がい内容」を説明すれば良いのか、ご紹介します。
決まりはありませんが、参考にしてみてください。

1. [応募書類の場合は]「障害者手帳」に書いている「等級」と「障がい名」を書きましょう

ここがポイント
短いセンテンスで企業に障がい内容を伝えるために、手帳に記載がある等級と障がい名は書くことをおすすめします。
たとえば
聴覚障がい ○級 / 心臓障がい ○級 / 体幹機能障がい ○級 など

2. 病名を伝達する時は症状まで伝えましょう

ここがポイント
もし、障がい内容だけでなく、病名についても伝えておきたい場合は、その症状まで伝えるようにしましょう。
人事の方は病名を伝えられても詳しい症状まで熟知しているわけではありません。必要があれば、別紙で1枚説明を作るのも良いと思います。
たとえば
○○という病気のために、下肢に障がいが出ております。○○は、……どういった病気で……
どこに症状が出るかは人によって異なります。私の場合は、下肢に障がいが出ております。

3. 障がいによって「できること」「できないこと(サポートが必要なこと)」を説明しましょう

ここがポイント
障がいによって「できること」「できないこと」(サポートが必要なこと)を明確に伝えましょう。
できないことばかりを伝えるのではなく、「○○はできないが、△△ならできます。または、◇◇のサポートがあれば、◎◎までできます」と、前向きな姿勢をアピールしましょう!
たとえば
上下肢に障がいがあるため、○キロ以上の重いものは持てません。また、外回りが多い職種も難しいと考えています。電話対応などの事務系の仕事については特に困難なことはありません。

4. 求める配慮点は「あれば良い」と「必須で欲しい」に分けて説明しましょう

ここがポイント
企業も必要な配慮を知りたがっていますし、自分自身もこれから勤めていくわけですので伝えておく必要があるでしょう。
「必須」と「あれば良い」を混同してしまうと、企業にしてみれば「全部クリアできなければ採用できない」と思われてしまいますので、分けて伝えるようにしましょう。
たとえば
視覚に障がいがあります。PCの文字拡大で対応できますが、音声リーダーや拡大読書器があると、よりスムーズに対応ができるのでありがたいと思います。