就職活動を始めるにあたって | キャリアデザイン

「キャリア」という言葉には、職業・経歴といった意味のほか、“生涯、生涯の職業”という意味もあります。キャリアデザインという考え方は、どのような仕事を選び、職歴を積むかにとどまらず、仕事を中心として人生そのものをデザイン=設計していくことでもあります。

キャリアデザインとは・・・

『キャリアプランニング』では、実践的なキャリアプランの方法についてお伝えしましたが、今回は違った角度からキャリアについて考え、より充実した内容のキャリアプランを創るためのポイントをお伝えいたします。

必要な能力を考えよう! 求められる能力

では、キャリアデザインを実現させるためにどのような能力が必要でしょうか。
仕事をする上では、さまざまなスキルや能力が必要となります。
自分の立てたキャリアデザインを実現するために必要なスキルを理解しましょう。

求められる能力

基本的なマナー・常識
一般常識・ビジネスマナー(敬語/基本的マナー)
専門知識・資格
語学力/パソコンスキル/各種資格(事務系・IT系・福祉系など)/その他業務に必要な専門知識
基礎能力
コミュニケーション能力(論理性・折衝交渉力)/問題解決能力/行動力/自己管理力/創造力/継続力/情報収集力
その他能力
統率力(リーダーシップ)/マネジメント力/目標設定能力/戦略構築力/課題設定力

理想のキャリアデザインを実現するためには、社会人生活を経ていく中で、最終的な目標達成のためにステップアップしていく必要があります。ここでは、仮に就職以降の段階を『新入社員』『若手社員』『中堅社員』『管理職』の4つの段階に区分し、どのようなキャリア形成が必要となるかをご紹介します。

新入社員

特に求められる能力
一般常識/ビジネスマナー/積極性/協調性
キャリア形成の目標
社会人としての常識や基礎知識など、仕事をする上で必要なスキルを構築し、一社会人としての自立をめざす。

若手社員

特に求められる能力
専門知識/責任感/情報収集力/自己管理力
キャリア形成の目標
さらに専門的な知識やスキルを高めるとともに、仕事への責任感や、情報収集力などの自己マネジメント力を構築する。

中堅社員

特に求められる能力
課題設定力/問題解決能力/創造力/柔軟性
キャリア形成の目標
自己、もしくは部門の課題を発見し、それを解決するための、問題解決能力、創造力を高め、部門の主力となる。

管理職

特に求められる能力
統率力/マネジメント力/戦略構築力/目標設定能力
キャリア形成の目標
これまでの経験を培って、部門の統率力、部下を育成するマネジメント力を高める。

上記ははあくまで一般的な能力です。目標とする方向性や、時代背景などによって、必要とされる能力は変化しますから、自分の目標に対して何が必要かその都度考えて、自己啓発を進めましょう。