就職活動を始めるにあたって | 雇用形態とは

今回のテーマは「雇用形態について」。企業の中にはさまざまな雇用形態があります。就職活動中や働く企業ではどのような雇用形態があるのか。今回は就職活動を行う際に必要な色々な雇用形態を紹介します。今回のテーマは「雇用形態について」。企業の中にはさまざまな雇用形態があります。就職活動中や働く企業ではどのような雇用形態があるのか。今回は就職活動を行う際に必要な色々な雇用形態を紹介します。

雇用形態とは・・・

雇用形態と待遇は、企業で働く上での条件・環境に大きく関わってくるものです。企業にはそれぞれ雇用に関する条件やルールがあり、それにのっとって待遇が決められます。「どういう待遇が受けられるのか」「どのような環境ではたらくのか」ということは、実際に働く上で大きく影響を与えることもあります。雇用形態についても、業務内容と同様に充分に理解しておくことをオススメします。

さまざまな福利厚生を知っておこう 福利厚生

福利厚生

福利厚生には法律で規定されたもの(法定福利厚生)と企業が任意に実施するもの(法定外福利厚生)があります。基本賃金とは別に労働者の勤労意欲の向上や家族の福利を向上させるために行う企業の制度で、「福利」=「幸福&利益」、「厚生」=「豊かな生活」を意味しています。たとえば、社会保険や労働保険への加入や、有給休暇や福利厚生施設なども「福利厚生」の中に含まれることになります。

法定福利厚生

法律によって福利厚生が義務づけられているものであり、「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労働者災害補償保険(労災保険)」の4つの保険制度から構成されています。

《社会保険》
健康保険:病気やケガをした時に治療費の負担額が2割になる保険。
厚生年金保険:高齢者になった時に年金を受ける取るための保険。
《労働保険》
雇用保険:日本における雇用保険法に基づく、失業・雇用継続などに関する保険の制度です。
労災保険:業務上の事由または通勤による労働者の負傷・疾病・障がいまたは死亡に対して労働者やその遺族のために必要な保険給付を行う制度です。

法定外福利厚生

法律で定められている福利厚生制度以外の、企業独自の制度を指します。企業によってさまざまな制度がありますが、わかりやすい事例としては、社宅や社員寮、食堂、住宅融資などが挙げられます。近年では企業の福利厚生も多彩になっているため、新しいシステムとして「カフェテリア・プラン」と呼ばれる制度を導入する企業も増えてきています。

カフェテリア・プラン

すべての従業員に対して福利厚生を提供するのではなく、各自が必要に合わせて一定の範囲の福利厚生の中からサービスを選べる、選択メニュー式の福利厚生制度です。多様化する従業員のニーズに応じることが可能であるため、福利厚生の見直しの一環として近年広く導入されています。

法定外福利厚生のサービス内容については、従来と比べてメニューが豊富になりつつあります。以前は住居や手当の現金支給などの生活保護的要素が求められていましたが、現在は本人とその家族向けの自己啓発・健康管理従業員サービスなど、生活の質を向上させるためのサポートに注目が集まっています。福利厚生はとても重要なものなので、就職活動をする際には是ぜひ参考にしてみてください。