就職活動を始めるにあたって | 雇用形態とは

今回のテーマは「雇用形態について」。企業の中にはさまざまな雇用形態があります。就職活動中や働く企業ではどのような雇用形態があるのか。今回は就職活動を行う際に必要ないろいろな雇用形態を紹介します。

雇用形態とは…

雇用形態と待遇は、企業で働く上での条件・環境に大きくかかわってくるものです。企業にはそれぞれ雇用に関する条件やルールがあり、それにのっとって待遇が決められます。「どういう待遇が受けられるのか」「どのような環境で働くのか」ということは、実際に働く上で大きく影響を与えることもあります。雇用形態についても、業務内容と同様に十分に理解しておくことをオススメします。

正社員、契約社員、派遣社員、雇用形態とは? 正社員

正社員とは?

会社の基本の雇用条件に当てはまっているのが「正社員」です。ほとんどの企業では、「正社員」が最も多くの割合を占めています。正社員は雇用期間が定められておらず、問題がなければ定年まで勤められる雇用契約を結んだ社員のことで、さまざまな手当てや保険など、企業が定めたほとんどの制度・待遇を受けることができます。雇用期間を期限しないので、一方的に雇用契約を解除される心配がなく、長期勤続が可能です。社内教育や研修に熱心に取り組むことにより、徐々に大きな仕事を任され昇格して役職につくことができたり昇給のチャンスもあります。また保険の面では、厚生年金や社会保険に加入できるほか、福利厚生や賞与など会社の制度に基づいた待遇が受けられるので将来的に安心です。

正社員になる意味とは?

正社員を会社が雇用する目的は何でしょうか。正社員に限らず、雇用するということは、会社にとって大きな責任を背負うということを意味しますが、契約社員や派遣社員とは違って雇用期間に限定の無い正社員を雇うということは、会社にとってさらに大きな決断だといえるでしょう。正社員を雇用する際、特に新卒採用ではスキルよりも将来性が求められる傾向がありますが、派遣社員などの雇用には、即戦力としてのスキルが求められます。正社員がプロとして育っていく人材とすれば、派遣社員などは既にプロとして認められているという言い方もできるかもしれません。そこには、会社がその正社員となる人を育て、将来は会社の中核として仕事をしてほしいという思いがあるのです。

正社員に求められることは?

会社の経営方針、経営目的を理解し、勤務しなくてはなりません。自分が正社員として会社を支えていく人材であり、正社員ならば、会社を大きく変えていくことも、夢ではありません。会社が必要とする存在になり、会社の求める知識や資質を持っているのならば、会社に与える影響力も大きくなります。どの会社も正社員には会社に貢献し将来、会社を変えるくらい存在感のある社員になってほしいと思っているはずです。

正社員になるメリット

  • 安定した収入があり社会的信用がある。
  • 能力によって昇給・昇格がある。
  • 希望する職種につける可能性が高い。
  • 有給休暇があり、緊急時や病気で休んでも給料が出る。
  • 契約社員とは違い契約期間が決まっていないので、将来の心配しなくてよい。
  • いろいろな福利厚生などの待遇があり、働きやすい環境が整っている。

Point

会社は正社員には、さまざまな保険をしっかりと完備しています。事前に調べておくと良いでしょう。正社員が長く、また健康に勤められるように、企業側もさまざまな工夫をしています。今では入社しても数年で辞めてしまう方が多くなっていますが、正社員に求められることや、正社員になる意味を考え、自分の仕事に自覚を持ち長く働けるよう心がけましょう。