就職活動を始めるにあたって | 障がい者採用とは

障がい者採用とはどのようなものか、また、一般の採用との違いはあるのだろうか。ここでは、障がい者採用枠で就職活動をしていく上で必要な知識などを紹介していきます。是非参考にして下さい。

障がい者採用とは・・・

障がい者採用とは、障がいのある方のために設けられた採用枠のことを言います。近年では、障がい者採用枠を設け、障がいのある方を積極的に採用している企業が増えてきています。皆さんも障がい者採用の現状について正しく理解し、就職活動の進め方を考えて見ましょう。

どのような企業が採用しているの? 採用業種・職種

【業種による雇用状況】

法定雇用率達成企業の割合を業種別にみると、「医療・福祉業」が59.4%と最も割合が高くなっております。続いて、製造業(53.6%)、運輸・郵便業(53.2)となり、50%を上回っています。
しかし、「建設業」以下は50%を下回り、「宿泊・飲食サービス業」、「生活関連サービス・娯楽業」、「卸売、小売業」、「学術研究・専門・技術サービス業」とつづき、「情報通信業」が最も達成割合が低く、26.3%となっております。
今後、第3次産業など新しい業種においても障がい者雇用が拡大していくことが望まれます。

法定雇用率達成企業の割合(業種別)

法定雇用率達成企業の割合(業種別)

厚生労働省発表「障害者雇用状況の集計結果」より

【採用業種・職種による雇用状況】

現在、企業の障がい者採用では、新卒、中途いずれの場合でも『事務職』が最も多く募集されています。このことから事務関係で使われる資格を取得して就職活動に臨むことも一つの手段として考えられます。また、近年では、『営業職』や『SE・プログラマー・IT関連職』の募集も増加傾向にあり、採用採用業種・職種も幅広くなってきています。

主な職種
事務職
人事、経理、総務など。幅広い業種の企業から募集があります。障がい者雇用において、最も多く採用されています。
営業職
顧客への営業活動を行う職種です。メーカーや、商社に多い職種です。近年、増加傾向にある採用職種のひとつです。
販売職
接客や顧客対応を行います。サービス系の業種の企業に多い職種です。
研究開発関連職
商品開発や研究を行う採用職種です。メーカーや情報系の企業に多い用職種です。
生産技術関連職
メーカーなどで商品を生産するための技術的業務を行う職種です。
SE・PG・IT関連職
プログラマーやエンジニアなど、専門性が求められる職種です。現在では、事務職に次いで多く採用されています。