面接・選考時のアドバイス | 面接《知識編》

就職活動のカギを握る面接の情報を、《知識編》と《実践編》《応用編》の3回に分けてお伝えします。《知識編》としては、面接の種類や面接マナーなどの基本知識をご紹介。本番に向けて、面接とはどういうものかを理解しておきましょう。

面接とは…

就職活動の最大のポイント、といっても過言ではない「面接」。企業はあなたという人物をもっとよく知りたくて面接を行います。ですから、自分をアピールする絶好のチャンスでもあるのです。そのチャンスを活かすために、できるだけ多くの情報を集めて事前準備を怠らないようにしましょう。

グループ面接のポイント グループ面接

グループ面接は、4~5名の受験者を同時に面接する形式です。
企業側としては個人面接よりも面接に要する時間が省けるため、応募者の多い企業の一次面接でよく行われます。

選考方法

グループ面接

グループ面接のポイント

他の受験者は「比較対象」

POINT 1いかに面接官の印象に残れるか

このグループの中から誰を次の選考に進めるか……面接官の判断基準はメンバー同士の比較対照です。
「AさんはB君に比べて落ち着いて良い」
「C君はAさんよりも志望動機がはっきりしている」
「この中で一番元気があるのはDさんだ」など、自分の他の人と違うところをいかにアピールできるかがポイントです。

POINT 2他のメンバーの話も聞く!

いかに自分をアピールできるかが最大のポイントである、ということに間違いはありませんが、かといって自分の発言にだけ集中しているのはNGです。

面接官 :「~についてどう思いますか?」
A君:「○○○だと思います」
面接官 :「ではBさんはA君の意見についてどう思いますか?」

というように、ほかのメンバーの発言に対して意見を求められるケースが、グループ面接ではあります。
社会人として仕事を行っていく上では、他人の意見を聞くことは大事なことです。こういった質問ではその能力が備わっているかどうかが試されています。
他のメンバーの発言にもしっかりと耳を傾けて、
「Aさんはこうおっしゃってましたが、私は……」
と自分の意見を述べることができれば、面接官に好印象を与えることができます。

POINT 3グループ面接でのタブー

グループ面接では、同じ質問へ順番に答えていきます。
「自分が考えていたことを先に言われてしまった!」ということもあるでしょう。
その場合、
「Aさんと同じです」
とだけ答えてしまうのはNGです。せっかくのアピールの場で発言できないのは非常にもったいないことですし、面接官へ与える印象も薄くなってしまいます。
たとえ誰かと同じ意見であったとしても、
「私もAさんと同じく~です。私の場合は……」
というように、必ず自分なりの意見を付け加えて発言するようにしましょう。