エントリー・面接前の準備とテクニック | 志望動機

志望動機は、履歴書にも項目としてよく見られますが、面接においても最もよく聞かれる質問のひとつです。自己PRと志望企業・職種の理解を結びつけて説得力のある志望動機を完成させましょう!

志望動機とは・・・

志望動機はどの企業の採用でも大変重要視されている項目です。それは採用する側の、「なぜこの会社に入りたいのか」「なぜその仕事をやってみたいのか」という問いに対する答えであり、志望動機が明確であればあるほど、目的意識が高く、仕事への取り組みが期待できる人材であると感じることができるからです。ポイントはいかに自分と企業があっているか、その企業で自分は何ができるかを明確かつ説得力のある方法で表現することです。企業の特徴と自分の経験や能力を結びつけてアピールできるように準備をしておきましょう。

流れを組み立てよう! 志望動機の組み立て方

仕事と自分自身のつながりがある程度明確になったら、いよいよ志望動機を組み立てていきます。志望動機の基本的な流れとしては「業界を選んだ理由」「企業を選んだ理由」「その企業で活かせると思うこと」を述べた上で、最終的には「この会社で何を成し遂げたいのか」という将来に向けた目標を加えて完成となります。下記の項目に自分の志望理由・目標を当てはめて、志望動機を組み立てていきましょう。

  1. 業界に興味を持った理由

    業界に興味を持ったきっかけ、選んだ理由を考えましょう。漠然とした理由ではなく成長率や将来性など、業界全体の動向にも着目しながらどこに魅力を感じているのかを確認しましょう。また、その業界に関する自分なりの見解や意見を整理しておきましょう。

  2. その企業を志望する理由

    業界の中で、その企業を志望する理由を考えましょう。他社との差別化や、独自性に注目し、どの企業にも当てはまる内容ではなく、その企業ならではの利点・特徴をピックアップしていきます。また、その企業に関する新聞記事やニュースの話題を盛り込むと深く企業研究ができているアピールにもなります。

  3. この企業で活かせると思うこと

    自己分析で得られた特性を考慮し、自分の資質や能力、また、これまでの経験がその企業(職種)でどのように活かせるのかを考えましょう。また、資格や特技に関しても、どのように役立てることができるか考えてみましょう。

  4. 入社後にやりたいこと

    入社後にやってみたい仕事を具体的に考えてみましょう。職種名が明確になっている場合はその中で特にどのような仕事につきたいかまで考えられると、より具体的になります。「企業の発展のために貢献したい」という気持ちをベースに、将来的な目標を考えてみましょう。

  5. 流れができあがったら…

    実際に書類に記入する際や、面接で話す際には、志望動機を文章にする必要があります。
    まずは上記の流れに従って、内容を( )内に当てはめてみましょう。

私は(この業界に興味をもった理由)をきっかけに○○業界に興味をもっております。その中でも御社は(この企業を志望する理由)が魅力的で共感できます。私は学生時代に△△に力を入れており、その中で培った(この企業で活かせると思うこと)を御社の××の仕事に役立てたいと考えています。そして、御社で(入社後にやりたいこと)をしてみたいと思い、志望いたしました。

これはあくまで基本的な文章のサンプルです。企業研究を深めていく中で、より充実した内容になるよう工夫しましょう。