面接・選考時のアドバイス | OB・OG訪問

今回はOB・OG訪問についてご紹介します。本音の情報は、直接OB・OGに会って収集するのが一番です。積極的に訪問しましょう。

OB・OG訪問とは・・・

OB・OG訪問とは、現在社会人として活躍している先輩を訪ね、会社のリアルな情報を収集することです。就職情報誌などの情報には、客観的な内容しか書かれていないことも多いため、OB・OG訪問は就職活動において先輩方のリアルな話を伺える、重要な機会となっています。

訪問で注意することは? 訪問のポイント

1. 誰に尋ねるのか

質問の内容によって、勤続年数の異なる先輩から意見を収集するようにしましょう。入社してすぐの新人社員の方には、就職活動の体験や企業の雰囲気、3~5年くらいの社員の方には具体的な仕事内容、10年くらいの社員の方には企業全体の話などを尋ねるとよいでしょう。

2. 質問の内容を考える

質問事項は整理し、あらかじめノートなどにまとめておきましょう。

質問のポイント

POINT 1具体的な業務内容
一番重要なことは、この会社はどんな業種でどんな職種があり、自分の能力を活かせると思えるかということです。そのためには、具体的にどのような仕事をしているのか知らなければなりません。業務内容で分からないことがあれば、質問し自分が働いている姿をイメージしましょう。
POINT 2毎日の基本スケジュール
毎日の基本スケジュールを聞くことによって、その会社での一日を把握することができます。朝何時の出勤で、終業時間は何時か、残業はどの頻度であるのかなどを尋ねてみましょう。
POINT 3入社試験の内容について
試験内容は数年で大きく変更していることも考えられますので、比較的入社年数の浅いOB・OGの方へ質問してみましょう。

<質問例>

  • 書類選考の有無
  • 面接の回数と面接方法
  • よく聞かれる質問/印象に残った質問
  • 注意すべき点
POINT 4配属について本人の希望がどの程度考慮されるのか
配属は、とても気になる点だと思います。若いOB・OGの方ですと、配属がどのように決まっているか分からないことも多いので、入社年数の長いベテランの方に伺ってみるのがよいでしょう。
POINT 5実際に入社して、入社前のイメージと実際はどれくらい違っていたか
入社してこんな部分が良かった、悪かったなどのイメージの変化を尋ねることは、ちょっとしたポイントになると思います。この会社に入社して本当に良かったと思えるよう、事前に情報を得ておきましょう。

3. 内容を記録する

質問をまとめておいたノートにその答えを随時書き込んでいきましょう。書き留めておかないと、自分では覚えてるつもりでも時間が経つと意外と忘れてしまうものです。何カ月か経ってからもう一度ノートを読み返してみると、その時どんな風に就職活動について考えていたかが分かると思います。

4. 訪問後のフォロー

OB・OG訪問が終わると何のコンタクトもとらないという人がたくさんいます。しかし、これでは訪問した意味が半減してしまいます。訪問後のフォローも忘れないようにしましょう。

訪問のお礼状

訪問した先輩に対して、お礼状を書きましょう。訪問後のお礼状一通で、会社側の印象が違います。ある企業では、訪問後の連絡がなかった人に対しては、それだけで不採用にしたという話もあります。また、せっかく手紙を出すなら、ここで自己アピールをするのもよいでしょう。お礼状には御礼とともに、お話を聞いたときの感想や具体的な志望理由を書くなど、熱意が伝わるような内容を考えましょう。