エントリー・面接前の準備とテクニック | 論文・作文の書き方

近年、論文や作文を筆記試験に課す企業も出てきており、重要度が高まっています。内容次第では大きく加点され採用に結びつくケースもありますので、十分対策を練って臨みましょう。

論文・作文の書き方とは・・・

今回は『論文・作文の書き方』についてお伝えします。企業側には書き手の考えや価値観が反映される論文・作文から、人物、適性、能力などを総合的に判断しようという意図があります。文章を書くコツが分からず悩む人も多いと思いますが、以下に上げるポイントを押さえ、苦手意識を克服しましょう!

論文のポイント 論文 出題テーマ例

論文でよく出題されるテーマとしては、たとえば「自分に関すること」や「職業・会社に関すること」また、政治や社会に関する時事問題などを使った抽象的なものなどがあります。以下に出題の例と出題意図・ポイントをまとめました。それぞれ人事担当者がどこを評価しているのか把握した上で臨んでみてください。

『自分』に関するテーマ

主な出題例

  • 自己PR
  • 私の強み
  • 長所/短所
  • 私の信条

出題意図とポイント

自己分析をもとに、自分の適性や能力を把握しているか、また、その能力をどのように活かしたいと考えているのかが問われます。たとえば、『自己PR』や『私の強み』であれば、「リーダーシップがある」「積極的である」といったアピールポイントを書き並べるだけでなく、それを裏付ける根拠が記載されているか、またそのアピールポイントを仕事にどのように結びつけたいのかなどの点が評価基準となります。

『職業・会社』に関するテーマ

主な出題例

  • 学生と社会人の違いは
  • 私にとって仕事とは
  • ○○業界の将来

出題意図とポイント

このテーマには、職業観を問うものや志望動機を尋ねるものなどがあります。就職を決めたのはどんな理由からか、職業に対する考え方、働くことへの心構えなどをチェックされています。志望動機に関してはどの会社でも通用する内容ではなく、業界・会社・職業選択の理由を明確にし、他社との差別化を図りましょう。

抽象的テーマ

主な出題例

  • ○○(世界情勢など)についてどう思うか
  • 志望業界の状況について
  • 地球温暖化と日本の役割
  • 尊敬する人

出題意図とポイント

このようなテーマは、企画職やクリエイティブ職の試験でよく見受けられます。独自の観点、論理的思考力が問われます。小論文では説得力があるかどうかという点で評価を下していきます。いきなり書き始めないで、しっかり構想を練って、筋道をイメージしてから書き始めましょう。