面接・選考時のアドバイス | 選考でよくある質問

書類選考や面接の際に人事から質問を受ける内容や、回答のポイントをお伝えしていきます。ポイントを押さえて選考に臨みましょう。

選考でよくある質問とは・・・

今回は『選考でよくある質問』についてお伝えします。選考で受ける質問には、それぞれ答え方のコツがあります。ポイントをつかんでいる回答とそうでないのとでは、人事が受ける印象も大きく違いますので、今回お伝えするポイントをつかんで、準備をしてみましょう。

志望動機について

代表的な質問

質問の意図

「志望動機」を通して企業が知ろうとしているのは、応募者の志望度や本気度です。ですから、応募者はより説得力のある理由を述べなければなりません。その企業をよく研究し、自分の強みや経験がその企業で活かせるということを示していきましょう。

具体例1Q 当社を希望した理由は何ですか

良い例

さまざまなお客様に対し、臨機応変に対応するコミュニケーション能力や、顧客対応からお客様のニーズや市場の傾向を読み取る力をアップさせ、新商品の提案にも携わることができると感じております。御社で個々のお客様に即した商品提案ができる営業職に就きたいと考えております。業界の中でも特に、初めてのお客様には必ず対面販売を行うという貴社の方針に強く共感し、志望いたしました。

悪い例

私は昔から化粧品や美容に興味があり、御社の製品が特に自分の感性に合っていると感じています。また、前職では化粧品メーカーでの電話応対業務を行ってきたため、コミュニケーション能力にも自信があります。自分の経験や興味を活かせる御社であれば、自分の力を発揮して、会社に貢献できると思います。ぜひ、御社で営業職に就きたいと考えております。

CheckPoint
  1. ただ単に自分の興味や志向ではなく、仕事としてどこに興味を感じられるか、「自分が働くなら」というイメージをもって考えることが必要です。
  2. 経験したことや得たスキルをどのように活かしたいかを伝えるようにしましょう。
  3. 『その企業でなくてはならない理由』を伝えましょう。たくさんある企業の中からその企業を選んだ理由を伝えられてこそ、志望動機です。

具体例2Q 当社でどのような仕事をしたいですか

良い例

御社で高齢者向けの携帯電話のサービスの開発をしたいと思います。80歳になる祖母がいるのですが、祖母でも使いこなせる端末を作りたいと思ったことがきっかけでした。田舎ではコミュニケーションの機会に乏しく寂しい思いをしている高齢者の方もいますが、高齢者でも使いやすいサービスがあれば、こういった問題も解決するのではないかと思います。未来のネットワークサービスに予算を割いている御社であれば、このようなサービス開発ができるのではないかと思い、志望いたしました。

悪い例

私には80歳になる祖母がいます。1人暮らしをしているのですが、コミュニケーションの機会が少なく、電話やメールもうまく使いこなすことができないようなのです。高齢者社会なので、このような思いをしている方もたくさんいらっしゃると思います。何とかそのような方々の役に立つ仕事がしたいと思い、応募いたしました。御社でぜひ、高齢者向けの携帯電話サービスの開発に携わりたいと思います。

CheckPoint
  1. 冒頭に『その会社でやりたいこと』を述べられているとより分かりやすくなります。
  2. やりたいと思っている仕事に対して、自分の考えをきちんと伝えるようにしましょう。
  3. 『いかにその会社に入りたいか』という熱意を伝えることも必要ですが、企業が知りたいのは、『その会社に入ってできること』『その会社でしたいこと』です。そこに焦点をあててアピールしましょう。