面接・選考時のアドバイス | 選考でよくある質問

書類選考や面接の際に人事から質問を受ける内容や、回答のポイントをお伝えしていきます。ポイントを押さえて選考に臨みましょう。

選考でよくある質問とは・・・

今回は『選考でよくある質問』についてお伝えします。選考で受ける質問には、それぞれ答え方のコツがあります。ポイントをつかんでいる回答とそうでないのとでは、人事が受ける印象も大きく違いますので、今回お伝えするポイントをつかんで、準備をしてみましょう。

過去の経験について

代表的な質問

質問の意図

この質問の目的は、ただ単に経験した内容を聞きたいのではありません。その経験によって、何を得たのか、どのように成長したのかを人事担当者は知りたいと思っています。経験を述べた上で、それを今後どのように活かしていきたいかにつなげられるように考えてみましょう。

具体例1Q 学生時代に力を入れたことは何ですか

良い例

スーパーで伝票整理や入力のアルバイトを2年間続けています。1年前からは、新しく入ったスタッフの教育担当を任せていただいており、今は3名の新人に対して、それぞれの性格を自分なりに捉えた上で、個人に合った教え方をするように心がけています。リーダーである社員の方からは「Aさんは協調性があって、どのようなタイプの人とも上手く仕事を進められる」という評価もいただきました。社会人になっても、この協調性を活かして仕事をしていきたいです。

悪い例

スーパーで伝票整理や入力のアルバイトをしています。現在、新人アルバイトの教育を任されており、3人のアルバイトに教育をしています。さまざまなタイプの人と仕事をしていく中で、協調性を身につけることができました。社会人になっても、この協調性を活かして仕事をしていきたいです。

CheckPoint
  1. 経験したことだけでなく、自分なりにどのように取り組んだか、というところまで掘り下げて考えましょう。
  2. 第三者からの評価を加えると、より説得力が増した内容になります。
  3. 事実の羅列だけでなく、なぜそれに取り組んだのか、どのように考えていたのかなど、個性や資質が伝わる内容にしましょう。
  4. アルバイトやサークルなどは取り上げられやすい題材なので、担当者の印象に残るようなエピソードを心がけましょう。その経験を通して、何を得たかに重点を置いて考えましょう。

具体例2Q 前職ではどのような仕事をしていましたか(転職者向け)

良い例

前職では、5年間営業事務の仕事をしていました。具体的には、顧客対応、営業用資料や見積書などの書類作成、商品の在庫管理、納品スケジュールの管理など、幅広く対応をしていました。また、販売形態や営業戦略についても提案し、私が発案した営業企画書の導入により、売上前年比20%アップに貢献しました。ワード、エクセル、パワーポイントでの書類作成のほか、アクセスでのデータベース作成も行うことができます。営業事務で最も重要なのは、お客様との取引が円滑に進むようにバックアップすることだと思います。今後もさらにスキルアップしていきたいと考えております。

悪い例

前職では、5年間営業事務の仕事をしていました。資料作成や在庫・納品管理などをメインに、営業企画書の提案も行い、売上に貢献しました。PC操作には慣れているので、一通り使うことができます。これまでの経験やスキルを今後も活かしていきたいと考えております。

CheckPoint
  1. 『営業職』『事務職』といった職種だけでなく、どのような仕事をしていたのかを伝えましょう。
  2. 仕事の結果や成果は、数字を挙げたほうがよいでしょう。
  3. 持っているスキルはできるだけ具体的に述べましょう。
  4. 『今のあなた』を伝えることが目的なので、できるだけ直近の経験を取り上げましょう。