面接・選考時のアドバイス | 選考でよくある質問

書類選考や面接の際に人事から質問を受ける内容や、回答のポイントをお伝えしていきます。ポイントを押さえて選考に臨みましょう。

選考でよくある質問とは・・・

今回は『選考でよくある質問』についてお伝えします。選考で受ける質問には、それぞれ答え方のコツがあります。ポイントをつかんでいる回答とそうでないのとでは、人事が受ける印象も大きく違いますので、今回お伝えするポイントをつかんで、準備をしてみましょう。

自己アピール・自己紹介について

代表的な質問

質問の意図

この質問をする人事担当者の目的としては、主に2つあります。1つは『応募者がどのような人か』を知るため、もう1つは『この会社に入ってどのような成果をもたらしてくれそうか』ということです。ですから、当然、仕事につなげられるポイントをアピールすること、どのような人物かを分かってもらうためのアピール方法を考えることが必要になります。

具体例1Q 自己アピールしてください

良い例

常に向上心をもって物事に取り組むことができます。特に私は英語が好きで、英会話力を磨いています。1年ほど前に初めて海外旅行した際に、もっと自由にコミュニケーションが取れるようになりたいと思ったことがきっかけでした。独学で1年間勉強を積み、先日TOEIC800点を獲得することができました。日常会話では不自由することはありません。さらに高得点をめざし、現在も勉強中です。また、外国人観光客を相手に、観光ガイドのボランティアをして、より実践的な会話も身につけています。会社に入っても、いろいろな仕事に前向きに取り組んでいきたいと思います。

悪い例

私は英語が好きで、英会話力を磨いています。初めて海外旅行をした際に、もっと話せるようになりたいと思ったのがきっかけで勉強をはじめ、TOEIC800点を獲得することができました。今でも勉強を続けていて、それ以外にもボランティアなどで語学力を向上させています。このように私は常に向上心をもって物事に取り組むことができます。

CheckPoint
  1. アピールポイント(=結論)を初めに伝えるようにしましょう。
  2. 資格や特技をアピールする場合は、なぜそれに取り組んだのか、どのように取り組んだのかを添えましょう。
  3. 具体的なエピソードを添えて、説得力を持たせましょう。
  4. アピールポイントを仕事でどのように活かしていきたいかまで伝えましょう。

具体例2Q セールスポイントを教えてください

良い例

私のセールスポイントは『行動力』です。その一例として、学生時代にサークルを立ち上げました。小学校からずっと吹奏楽をやっていたのですが、私の大学には吹奏楽のサークルがなく、友人3人とサークルを立ち上げることを思いつきました。しかし、4人ではコンクールはおろか、練習も満足にすることができません。そこで、みんなで勧誘活動を始めました。はじめはなかなか部員を集めることができませんでしたが、1週間に1度ミニ演奏会を企画したり、100近くあるゼミの各教室を回ってチラシ配布を行った結果、2年目には約30名まで部員を増やすことができました。

悪い例

私のセールスポイントは『行動力』です。学生時代に吹奏楽サークルを立ち上げました。初めは4人しか部員がいませんでしたが、練習やコンクールの参加のため、2年めに勧誘活動を行い、演奏会や、ゼミへのチラシ配布などさまざまな工夫をして部員を集めることに成功しました。また、サークルを通じてリーダーシップや統率力も身につけることができました。

CheckPoint
  1. 実際に行動したことを具体的に示し、相手がイメージしやすいよう工夫しましょう。
  2. 『1週間に一度』『100近くあるゼミ』『30名まで』などと、行動した内容や結果が数字で表されていると、より説得力が増します。
  3. アピールポイントは1つに絞りましょう。あれもこれもと伝えても、かえって焦点がぼやけてしまいます。
  4. 1文は短く、簡潔にしましょう。主語と述語がねじれてしまうのを防げます。