エントリー・面接前の準備とテクニック | キャリアセンター・障がい学生支援室の利用法
今回は『キャリアセンター・障がい学生支援室の利用法』についてご紹介します。キャリアセンターや障がい学生支援室は、全国の大学や専門学校などに設置されており、就職や学生生活のサポートをしてくれます。利用のポイントをおさえて就職活動において有効活用しましょう。
キャリアセンター・障がい学生支援室の利用法とは…
『キャリアセンター(就職課)』は学生の就職活動をサポートするために設置されており、就職情報の提供や就職相談などのさまざまなサービスを提供しています。また、障がい学生支援室では就職だけでなく、障がいのある方が充実した学生生活を送るためのサポートを行っています。キャリアセンターや障がい学生支援室は、充実した学生生活や就職活動を行うためには欠かせないところです。ここではキャリアセンターや障がい学生支援室の活用法を紹介します。利用のポイントや有効活用法を身につけ、就職活動に役立てましょう。
障がい学生支援室ってどんなところ? 障がい学生支援室とは
障がい学生支援室では、障がいのある学生が、学生生活のあらゆる場面で不利になることがないよう、下記のようなさまざまなサービスを提供・仲介しています。呼称は学校により異なりますが、「障がい学生支援室」「ボランティア支援室」などが一般的です。基本的には授業などの学生生活のサポートが中心ですが、就職についての相談やサポートを行っている支援室もあります。
障がい学生支援室のサービス内容
1. 全般的なサービス
- 試験の調整
- →試験時間の延長や、別室受験といった試験時に必要な配慮を行います。
- 授業担当教員への配慮事項の伝達
- →授業時に必要とする配慮について、授業担当教員へ事前に伝達します。
2. 視覚障がい者向けのサービス
- 教材の点訳、拡大、音訳
- →点字教材の作成や文字の拡大、音訳を提供します。
- 代筆
- →記入の必要な書類の代筆を行います。
- 対面朗読
- →活字の書籍や資料を読み上げる対面朗読を行います。
- 支援機器の利用
- →情報の音声読み上げを行うスクリーン・リーダーがインストールされたパソコンや、点字ディスプレイなど大学にある支援機器を利用することができます。
3. 聴覚障がい者向けのサービス
- 通訳者の派遣
- →授業などにおいて、話の内容を文字に書き起こす筆記通訳(ノートテイカー)や手話に変換する手話通訳を提供します。
- 教材への字幕挿入
- →ビデオ教材などへ字幕の挿入を提供します。
4. 肢体障がい者向けのサービス
- 教室の調整
- →授業の教室へのアクセスを考慮し、教室の変更を行ったり、車椅子に乗ったまま利用できる机を設置したりといった調整を行います。
- 移動介助
- →教室間の移動や学内の移動に、移動介助を行います。
CheckPoint ガイダンスでのサービス
学校によっては就職ガイダンスやセミナーなどで、ノートテイカーのサービスや点訳などを利用できる場合もあります。必要がある方は事前に相談してみましょう。