エントリー・面接前の準備とテクニック | 手紙・メールの書き方

今回は、日常で使われる手紙やメールの書き方の特集です! 普段使っている人も、そうでない人も今一度確認の意味を込めて見直しましょう。社会人として知っておいたほうがいい手紙の書き方・メールの書き方を紹介します。

手紙・メールの書き方とは・・・

ビジネスにおいて手紙のやりとり、メールのやりとりは、日常茶飯事に行われています。たとえば、手紙は正しく書けているのに、封筒宛名の書き方を間違っていたら、すべてが台無しになります。メールも同じです。社会人としてとても重要なことなので、正しい知識を身につけて、今後に活かしましょう。

正しい手紙の書き方を知っておきましょう 手紙の書き方

手紙の正しい書き方

改まった手紙を書く場合、便箋の色は白無地を用います。カラーや模様の入った便箋、横罫の便箋は、親しい相手に宛てる場合に使用するのが一般的です。白文面が1枚で終わってしまう場合には、紙の便箋をもう1枚つけると良いでしょう。

文章の書き方

<縦書き>

1頭語
拝啓
2時候のあいさつ
新春の候
3結語
敬具
4日付
令和○○年○○月○○日
5宛名
○○ ○○○様
6署名
○○ 太郎

手紙の正しい書き方:文章の書き方

頭語・結語の代表的な例

ふつうの手紙

頭語結語
一筆申し上げます / 拝啓 / 拝呈 かしこ(女性用) / 敬具 / 拝具 / 敬白

改まった手紙

頭語結語
謹んで申し上げます / 謹啓 / 謹呈 / 恭啓 敬具 / 頓首 / 謹白

前文を省略する場合

頭語結語
前略ごめんください / 前略 / 冠省 / 略啓 / かくしかしこ(女性用) / 草々 / 早々 / 不一

急用の手紙

頭語結語
とり急ぎ申し上げます / 急啓 / 急呈 / 急白ごめんくださいませ / 敬具 / 草々 / 不一

返信の手紙

頭語結語
お手紙拝見しました / 拝復 / 復啓 / 謹復 / お返事ごとまでかしこ(女性用) / 敬具 / 拝具 / 敬白

重ねて出す場合

頭語結語
重ねて申し上げます / 再啓 / 再呈 / 追啓ごめんくださいませ / 敬具 / 敬白 / 拝具

Point1

  • 手紙文は、一般的に頭語で始まり、結語で終わります。頭語と結語は対応したものが決まっており、正しく遣うことが必要です。
  • 女性が用いる結語に「かしこ」がありますが、これには頭語を用いません。
時候のあいさつ

「時候のあいさつ」とは季節や相手の安否について書くもので、頭語の後に続けます。

1月初春の候 / 新春の候 / 寒に入り / 厳寒の候
2月晩冬の候 / 向春の候 / 余寒の候 / 梅香匂う頃
3月早春の候 / 仲春の候 / 春暖の候 / 霧立つ春
4月陽春の候 / 春和の候 / 桜花爛漫の候 / 桜花匂う頃
5月晩春の候 / 薫風の候 / 新緑の候 / 薄暑の候
6月向暑の候 / 入梅の候 / 長雨の候 / 梅雨の候
7月盛夏の候 / 仲夏の候 / 真夏の候 / 早星の候
8月残暑厳しき折 / 晩夏の候 / 暮夏の候 / 新涼の候
9月初秋の候 / 爽涼の候 / 月愛でる頃 / 白露の候
10月仲秋の候 / 清秋の候 / 秋冷の候 / 紅葉の候
11月晩秋の候 / 向寒の候 / 落葉舞う頃 / 初霜の候
12月師走の候 / 寒冷の候 / 初氷の候 / 年の瀬を迎え