エントリーするにあたって | エントリー方法・エントリーシートの書き方

今回はエントリー方法・エントリーシートの書き方についてご紹介します。エントリーは企業へのアプローチの第一歩です。エントリーシートの対策をしっかりと練り、興味・関心のある企業に積極的にエントリーを行いましょう!

エントリーとは…

就職活動するうえで、エントリーは企業との重要な最初の接点です。「貴社に興味がある」「企業研究をしたい」「応募したい」などの意思表示を企業側に自ら行うことです。エントリーしたからといって、必ず選考に望まなければならないわけではありませんが、エントリーをしなければ自分自身の存在を企業に知ってもらうことはできません。また、最近ではエントリーと同じタイミングで、エントリーシートの提出を求める企業が増えてきています。いままでに就職活動ガイドでご紹介してきた内容をいまいちど整理し、あらかじめ対策を考えておきましょう。

実際に書いてみよう! 記入例

セールスポイントは何ですか?

私のセールスポイントは人の幸せに貢献するため、「常に何か新しいやり方を考える」ことです※1。過去にボランティアとして老人ホームに毎週通っていました。戦争の話を真剣に聞いたり、時には冗談を言って笑わせたりして、常に相手のことを考えて行動しました。その中で感じたことは、やはり皆さんがご家族の方に会いたいと常に考えているということでした。現状では、なかなか都合がつかず面会に来れない方が大半であり、どうしたらご家族の方が気軽に遊びに来てくれるのかということを考え月に1回「交流会」という催し物を開催することを職員へ企画・提案しました※2。催し物の内容は、おじいちゃん・おばあちゃんの歴史をスタッフが劇で演じたりするもので、ご家族の方には事前に手紙で案内を送付し、その中には知り合いの方も気軽に来れるように、簡単な案内カードと地図を3枚同封しました。その結果、半年に1度くらいのペースで訪問に来ていたご家族の方が交流会の度に参加されたり、お知り合いの方が頻繁に訪問に来られるようになったりと※3、老人ホーム自体が活性化し、皆さんがますます生き生きと日々を過ごされるようになりました。今後も常に何か他に良い方法はないかと自分なりに考え働きかけることで、「新しいやり方」と「新しい結果」を生み出せる人間でありたいと考えています※4

学生時代に最も力を入れたことは何ですか?

私は学生時代、テニス部の活動に最も力を入れてきました※5。高校でテニスを始めた私は、初めはボールがラケットにも当たらない状態でした。人と同じことをやっていても勝てないと思った私は、他の部員以上の練習量と人と違った練習方法をプラスし、試合で負けたときは何が良くなかったのかを反省し、自分の弱点を徹底的に克服したのです※2。その結果、3年後には、県大会“優勝”そして全国大会では“ベスト8”までのぼりつめることができました※3。どんなにハードルの高い目標であったとしてもそれに向けての情熱と努力は誰にも負けないと自負しています。また、客観的にものごとをみて分析する力※6というものもテニスを続ける中で得ることができ、自分自身の財産となっています。

企業を選択する上で重視していることは何ですか?

私が企業選択時において重視する点は以下の2点です。※7

1.自分の力が発揮できる環境が整っている
(理由:自分がもっている潜在能力すべてを顕在化できるような場所で自分自身を高めていきたいから)
2.尊敬できる社員がいる
(理由:常に目標とする人を設定しておきたいことと、常に刺激を受ける職場で仕事をしていたいという気持ちがあるから)

当社でやってみたいことは何ですか?

私は、御社の●●●事業にて、新たな市場開発・開拓に取り組みたいと考えております。インターネットが普及している中で、●●市場の課題を的確に読み取り、新たなメディアの発掘は今後更に重要視されると思います。その際に、私が学生時代で得た、“物事を客観的に見据え考える力”※4は、必ず御社に入社後も役立てることができると確信しています。成長し続ける御社でぜひ働きたく、今回は応募させていただきました。

注意事項

※1結論を最初に述べることで、論旨が明確になる。

※2具体的なエピソードを書く。それが相手の共感を呼ぶ。

※3成果にあたる記述を忘れない。

※4自分のセールスポイントを適性としてアピールしましょう。

※5何か1つ、目標に向かってやってきたことを示すようにする。

※6その経験の中から何を学んだかを書く。

※7質問項目によっては、箇条書きにし、分かりやすく記述する。

CheckPoint

エントリーシートは提出前に他の人に見てもらいましょう。自分では気が付かなかったところを指摘してくれることもあります。