エントリー・面接前の準備とテクニック | 業界研究・企業研究の仕方

今回は業界研究・企業研究の仕方についてご紹介します。自己分析によって自分のやりたいこと、自分が関心を持っていることが何かがある程度みえてきたら、さっそく自分が興味・関心のある業界、志望している業界についての情報収集をしましょう!

業界研究・企業研究とは・・・

業界研究とは、自分が志望する業界全体の景気動向を知り、業界の成長性・将来性を分析することです。また、企業研究とは自分が志望する企業がどんな業種で、どんな職種があって、どんな事業や仕事を行っているのかを調べることをいいます。憧れや自分のイメージ、先入観で業界や企業を判断しては就職後、ミスマッチが起こることがあります。そうならないためにも、業界や企業を自分なりによく調べ、知ることが大切です。そこで、まずは志望する企業を見つけるために情報を収集しましょう。産業界は常に動いています。今人気の業界や企業だけを見るのではなく、将来的に成長できる業界・企業に着目をし、自分の適性もふまえた上で研究をしましょう。

まずはどんな業界があるのかをチェック! 業界について

業界とは、たとえば、金融、流通、建設、情報、サービスといった産業の種類を分類したものです。
分類方法には、いろいろありますが一例として下記にまとめてみましたので、参考にしてください!

金融

銀行・クレジット・保険・証券・レンタル・リース・信販・ファイナンス など

金融業界は主に現金を動かしています。 現在、金融ビッグバン(金融の自由化)による規制緩和で、業界の再編が進んでおり、銀行では事業統合や合併、証券・保険では異業種が参入するなど、さまざまな変化が起きています。銀行や証券・保険の業種以外にはレンタル、リースなどがあります。

流通

百貨店・スーパー・コンビニエンスストア・生協・専門店 など

流通業界は、ものを売り、商品を提供しています。百貨店やスーパー、コンビニエンスストアなどは、私たち消費者の生活に欠かせない存在です。最近では、大型専門店、ショッピングセンター、ディスカウントストアなどの新しい小売業が登場しており、競争が激化しています。

サービス

外食・アミューズメント・ホテル・旅行・運輸・エネルギー・コンサルティング・不動産 など

主に外食、アミューズメント、旅行、運輸、エネルギー、コンサルティングなどのように形のないサービスを提供する業界です。今後、消費者のニーズを的確に把握し、多様化、成長・拡大をしていく業界といえます。

機械

自動車・機械・輸送機器・医療機器・精密機器・電子・家電 など

機械業界は、自動車、家電、医療機器、輸送機器など、あらゆる産業製品にかかわっており、私たちの生活を支えています。精密機器では、コンピュータ、デジカメ、OA、半導体、電子部品など幅広い製品を取り扱っています。

素材

鉄鋼・非鉄金属・石油化学・ガラス・セラミック・紙・パルプ・繊維 など

自動車や機械など、あらゆる製造物に使用され、かかわりがある重要な業界です。中でも、鉄鋼の需要は中国の粗鋼生産の著しい伸びの影響で好調となっており、大手の鉄鋼メーカーは中国や韓国への輸出を拡大しています。また、原材料のほとんどが輸入であるため、需給には為替や世界の景気動向が大きく影響しています。取引先が海外、拠点が世界各国に及んでいることから、国際的・国際性のある業界でもあります。

商社

総合商社・専門商社 など

商社とは広義で卸売企業のことです。生産者から仕入れた商品で企業を相手に商業を営んでいます。商社は一般的に、幅広い商品・サービスを取り扱う「総合商社」と、特定の分野に特化した「専門商社」に大別されます。「総合商社」は世界を舞台にいろいろな品目の取引を行い、「専門商社」は特定の商品を専門的に取り扱っています。

情報・通信

情報処理・通信・情報サービス・ソフトウエア・広告・マスコミ など

情報・通信業界を大きく分けると上記のようになります。マスコミは新聞、テレビ、出版など、通信系は携帯電話、固定電話、インターネットなどが含まれます。また、企業や個人向けのソフトを開発するソフトウエア、システムの構築、管理・運用を請け負う情報サービス系では、アウトソーシング分野の伸びが今後見込まれています。

生活

食品・医薬品・化粧品・楽器・福祉・教育 など

食品や医療品を中心として、私たちの生活に必要不可欠なものを提供している業界です。今後は、社会人のスキルアップや資格取得を目的としたスクールや英会話スクールなどの教育系の分野、また高齢化に伴って福祉サービスの成長が期待されています。

建設

建設・土木・プラントエンジニアリング・住宅 など

建設業界は日本の重要産業・巨大産業といえます。バブル崩壊の影響で、全体的に低迷中でありましたが、近年、都市開発事業や海外事業の需要が伸びており、景気が回復してきています。ただし、不良債権の問題からさまざまな業界再編の動きがあり、各企業によって財務状態、経営状態が異なっているので、きちんとチェックをする必要があります。

その他

農業・林業・水産・鉱業・建材・印刷 など

農業、林業、水産、鉱業などは、私たちの食生活や住生活にかかわる重要な業界です。特に、農業・水産などの食にかかわる業界においては機敏に消費者の安全・安心に対応しており、有機栽培や減化学肥料を用いたさまざまなオリジナルブランド製品を製造しています。また印刷業界は、近年、マルチメディアの登場によりコンピュータ化やデジタル化が進んでおり、デジタルコンテンツの新分野へ展開、拡大しています。