エントリー・面接前の準備とテクニック | コミュニケーション力

今回は『コミュニケーション力』についてご紹介します。『コミュニケーション力』は、就職活動において最も重要な能力の一つです。就職活動において必要な『コミュニケーション力』とは何かをしっかり理解しましょう。

コミュニケーション力とは・・・

『コミュニケーション力』は就職活動を行う上でも、また、実際に就職して仕事をする上でも最も必要とされる力の一つといわれています。ここでは、企業がコミュニケーション力のレベルをどのように確認しているのか、また、コミュニケーション力を高めるためには何を心がければよいのかを探っていきます。就職活動においてコミュニケーション力を最大限に発揮するためのポイントを押さえておきましょう。

コミュニケーション力とはどんな力? コミュニケーション力とは

コミュニケーション力とはいったいどのようなものでしょうか。ビジネスで必要とされるコミュニケーション力にはさまざまなものがあります。また、業種や職種などによっても求められる力の種類やレベルが異なるともいえます。その中でも多くの人がコミュニケーション力を考える上で拠りどころとなっているのが、CanaleとSweinによって提唱された、コミュニケーション力を構成する以下の4つの要素です。

  1. 文法的能力

    4つの要素の中で最も基本的な要素です。正しい言葉づかいや文法で文章を組み立てる力のことであり、ビジネスの場や他者とのコミュニケーションにおいて不可欠なスキルです。

  2. 談話能力

    単なる文の羅列ではなく、意味のある内容を作り出すことや自分の考えを明確に伝えるための表現力・論理力のことです。ビジネスにおいては、相手が理解しやすいように筋道をたてて論理的に話をまとめることが必要です。

  3. 社会言語能力

    ただ一方的に情報を伝えるだけでなく、相手の状況や話している内容を理解して、的確な対応をすること、つまり、社会性のあるコミュニケーションを行う力のことです。

  4. 方略的言語能力

    コミュニケーションの目的を達成するために効果的な方法を構築する力のことです。相手を説得する力、交渉する力はこれに該当します。

以上4つのスキルのうち、(1)(2)に関しては、日常生活や社会生活である程度習得することも可能ですが、自分でも気づかないうちに誤った言葉づかいをしてしまうことも少なくありません。その結果自分の考えを相手が正しく理解できるように伝えられない場合もありますので、自分のスキルは常にチェックして、より高めていけるように心がけましょう。

また、(3)(4)に関しては、ビジネスにおいては特に重要なスキルであり、就職活動においても、これらのスキルのレベルによってアピール度が変わってきます。特に面接などにおいては、相手が質問の意図をきちんと理解して質問に答えることや、自分の考えを相手に印象付けることも多く、説得力や交渉力が必要不可欠です。