エントリー・面接前の準備とテクニック | 履歴書の書き方

今回は「履歴書」の書き方です。履歴書は就職活動のスタートライン。ここで紹介するポイントをしっかり身につけて、就職活動を成功させましょう!

履歴書の書き方とは・・・

履歴書は企業の人事担当者に見せる最初の自己PR書であり、自分の魅力を人事担当者にアピールするものです。人事担当者も採用するにあたり、応募者の方々を比較・検討するための材料として、履歴書の写真、文字、文書の書き方、内容等からあなた自身を知ろうとしています。ですから、自分自身のパンフレットだと思って履歴書を書き、あなたの魅力が十分に伝わるようにしましょう。

いざ、本番!! 実践

今回は『履歴書』と『自己紹介書』に分けて説明しています。特に『自己紹介書』は新卒・既卒によって書き方が異なる場合がありますので注意しましょう。

履歴書と自己紹介書

A.履歴書

A.履歴書(記入例)

1日付
西暦ではなく、元号を書く。
書類提出の前日の日付を記入する。
2印鑑
鮮明に捺印する。シャチハタは使用しない。
3写真
3カ月以内に撮影したものを貼付する。服装はスーツなどの正装服を着用。スピード写真・スナップ写真は不可。
4現住所・帰省先
ふりがなも忘れずに記入する。マンション名、アパート名などは省略せず最後まで記入する。
家族と同居している場合は「同上」と記入する。
5学歴
中学校の卒業年次より記入。高校は、国公立か私立かも記入する。大学・大学院などは、学部・学科を記載する。
新卒者の場合は「卒業見込み」と記入する。
6職歴・賞罰
職歴には、一定期間、定職として職業に就いたものを記入する。(短期間のアルバイト、パートは書かない。インターンシップも含まない。)
賞罰は公的な表彰や賞罰があれば記入する。
両方ともない場合は「なし」と記入。
7締めくくり
最後に「以上」と記入する。

B.自己紹介書

新卒学生の方の場合は、学生生活に関するアピールが中心となります。
学業・クラブ活動を中心にエピソードを具体的に述べながら、今後の目標などを簡潔にまとめるようにしましょう。

B.自己紹介書 Type1【新卒学生用】(記入例)

1得意な科目・ゼミナール・卒業研究等
ただ単に科目名や卒業論文のテーマを記入するのではなく、卒業論文やゼミの専攻の具体的な内容を説明する。卒論テーマに関しては、面接時に質問を受ける場合が多いので、十分にまとめておく。
得意科目に関しては、その科目を通じて何を学び、何を得たかを書く。
2学生生活を通じて得たこと
クラブ活動、ボランティア活動、課外活動など、大会名や活動内容を具体的に書く。また、役職名やポジションなど(部長、会計など)経験がある人は記入。その活動でどんな経験をしたのか、どのように取り組み、自分がどのように成長し、何を得たのかを具体的に書く。
3自己PR
自分のモットー、自慢できること、長所などを記入。「積極的」「思いやりがある」など抽象的な表現でばかり書くのではなく、それを裏付けるエピソードを書く。
また、「どんな社会人になりたいのか」や「将来の展望」などを書いてもよい。
4志望動機
「なぜ、この業界に興味を持ったのか、その中でなぜ御社を選んだのか」を書く。さらに、「入社後どんな仕事をやりたいのか」を具体的に記入。3年後、5年後の目標などについて書いても良い。志望する企業の事業内容など企業研究を十分に行い、その上で会社に対する自分の熱意・意欲をアピールする。志望動機は最も読まれる箇所なので、十分に内容を練って書く。
5障がい内容についての説明
ただ単に障がいの種類や等級を書くのではなく、障がいはあるが何ができて、何ができないのかを具体的に書く。
6資格・免許・賞等
正式名称で書き、取得年月も記入する。