先輩の就活体験談
「わからないことは、直接質問することが大事」
保健科学部
内定先業界:メーカー
障がい内容:視覚障がい
総エントリー数 | : | 20 |
選考に進んだ企業数 | : | 1 |
就職活動開始時期 | : | 2012年12月 |
私は知らないことが多く企業のホームページを読んでいても、わからない用語がありました。まずは、その意味を調べ、興味を持ったことについては面接で質問させていただきました。また、企業のことでわからないことは、面接時にお尋ねするようにしていました。今思えば、人事の方を困らせてしまっていたかもしれません。しかし、企業の方は、こんな私でもわかるように丁寧に教えてくださり、考え方が大変広がりました。教えていただいたことをもとに、私が入社できた時に何ができるかを考えました。就職活動は、今後の人生を決める大切な選択です。自分に一番適した会社に出会うことが、将来の成長と発展につながると思っております。
私は、視覚障がい1級であるとともに、盲導犬ユーザーです。企業の方は、盲導犬のトイレや食事のことを心配なさいました。また、全盲ということもあり、通勤ができるかどうか、災害時の移動ができなくなるのではないかという質問を投げかけられました。しかし、サ〜ナ就職フェスタや説明会は、都内で行うことが多いので、長距離の移動が多くなります。そのため、できるだけ混まない時間に家を出たり、事前に場所を地図等で確認しました。安全に移動し、万全な状態でいることが、何よりもわかりやすい証明になるのではないかと思います。盲導犬の説明は、食事を与える時間や、トイレをさせる時間等、より具体的に説明しました。もし、インターンシップに行った経験がある場合は、行っていた工夫や、担当させていただいた業務内容を話すと、企業の方にもわかりやすいと思います。実際に、履歴書はエクセルで書き、印刷したものをお渡ししたので、事務処理ができることをご理解いただけたと思います。
サ〜ナ就職フェスタは非常に多くの企業がいらっしゃるので、それだけ就職のチャンスがあります。また、アットホームな雰囲気で、スタッフもとても親切にしてくださるので、緊張が和らぎました。私は視覚障がい者ですが、企業を訪問する際、手引きをしていただいたり、並ぶ順番も教えていただいたので、不安が少なくなりました。共にがんばる就活生に出会い、活動の励みにもなり、とても良かったです。他の合同説明会と違うのは、スタッフの親身な支援と訪問できる企業の数だと私は思っております。
私は、辛いことがあると悩むタイプです。なかなか就職が決まらず、落ち込む日々でした。「社会に必要とされないかもしれない」「できる仕事がないかもしれない」と考え込みました。しかし、サ〜ナ就職フェスタでは、仲間であり、ライバルでもあるみんなが真剣に就職活動しているので、くよくよしてはいられませんでした。そんな良い緊張感の中、就職活動ができたことを感謝しています。これから活動を始めるみなさん! 悩むことが多くありますが、自分を信じて進んでください。私も社会人として、社会に貢献できるようにがんばります。必ず結果がついてくるので、どうか自信をもってください。