先輩の就活体験談
「周りの人たちの協力は不可欠です」
人間文化学部
内定先業界:メーカー
障がい内容:下肢障がい
総エントリー数 | : | 15 |
選考に進んだ企業数 | : | 6 |
就職活動開始時期 | : | 2012年10月 |
私が就職活動に成功したポイントは2つあると思います。1つは家族や大学など周囲の人の協力が得られたことです。エントリーシートを書いたあとは必ず家族や大学の先生に確認をしてもらい、不自然な言葉づかいがないかなどチェックしてもらいました。また、大学ではキャリアセンターの方が1人担当につき、面接の練習をしたり、企業研究から就活のささいな悩みまで相談にのってくださいました。決して1人で就活をしているのではないという意識があったので、不安にならずに就活ができました。
2つめは自己PRで、高校や大学での経験に、自分のアピールポイントがあったことです。大学の部活で部長をしたり、スポーツ大会に出場した経験があったので、合同企業面談会などでそこを認めてくれた企業の方がいたことが、就職活動に成功したポイントだと思います。
私は先天性の障がいで義足と杖を使用しているため、人事の方からはよく通勤時間や勤務地を心配されました。そのため、もしも入社した場合はその企業の近くに住んで通勤時間をなるべく短くしたいこと、一人暮らしは経験があるので実家を離れても大丈夫だということを伝え、人事の方に安心してもらえるように心がけました。また、障がいがあってできないことを伝えるときには、「○○はできませんが、○○はできます」というようにできないことだけでなく、できることもきちんと伝えるように心がけました。
私はサ〜ナ就職フェスタに数回参加しました。就職フェスタでは面談会の前に企業の説明があり、その後に面談会に臨むことができるので、企業のことを知ってから面談をすることができました。最初は興味がなかった企業も面談会前の説明で興味をもち、エントリーにつながったこともありました。また、就職フェスタでは1日に何社もの企業の面談を受けることができます。周りには同じく就職を希望する障がい者がたくさんいますし、1社と集中して面談を受けるわけではないので、気を楽に面談を受けることができ、良かったと思います。
普通の学生でも就職活動は大変なのに、障がいがあるとさらに就職へのハードルが高くなったように感じてしまうことがあるかもしれません。しかし、皆さんは一人ではありません。家族や学校の先生、友人が周りにいて支えてくれていますし、いざとなったら助けてくれると思います。また、同じように就職しようとがんばる仲間もいますし、無事に就職して働いている先輩もたくさんいます。なかなか就活がうまくいかなくて落ち込むことがあるかもしれませんが、そんな時は支えてくれる人たちや仲間のことを思いだして、悔いのないように最後までがんばってください!