先輩の就活体験談

「人それぞれ異なる弱点を乗り越えなくてはいけません」


2014年卒

文学部
内定先業界:証券・金融・保険
障がい内容:下肢障がい

総エントリー数 50
選考に進んだ企業数 10
就職活動開始時期 2012年09月
後輩にぜひ伝えておきたいあなたの就活体験は?

第一に恥ずかしがらず、面接でハキハキと答えたり、疑問点を質問することです。私は日常生活で人見知りです。しかし、何としても大学卒業後の進路を決定したい。これまで多くの人のおかげで生きてきたと考えているので、将来はまわりの人々の人生を支援したいという強い思いで、自分をさらけ出しました。企業説明会では、必ず1つは質問するようにしていました。また面接では文章がたどたどしくても、素直に自分の言葉で答え、自分の心の中が相手に通じるようにしました。そして、ディスカッションのリーダーを務めたりもしました。これも自分が障がい者だからこそ、人とは違った、自分なりの行動ができたのだと思います。

ハンディをどのように乗り越えましたか?

私は下肢に障がいがあるため、無理をしないことと、面接では正直に答えるように努めました。Web Sanaから参加した合同企業面談会の相談コーナーで、「かばんや靴は動きやすいもので良い」と言われ、肩かけのかばん、地味だけど楽な靴にしました。サ〜ナ就職フェスタには参加しましたが、一般の説明会は人が多すぎて、体に負担があると思いやめました。
面接では、まず障がいの内容や今後悪化したときのことなど、よく出る質問は事前に準備しておきました。面接で「お手洗いは?」「障がい者であっても甘やかさないけど大丈夫?」などの質問がありましたが、正直に「私は今まで普通学校に通っており、健常者と一緒に生活しました。働く際にも健常者と同じように厳しく働きたいです」と伝えました。

サーナを利用して良かった点

障がいのあるさまざまな仲間と一緒に就活をがんばろうという意識が芽生えたことと、サ〜ナ就職フェスタで企業の方に多くの質問ができたことです。「お互いつらいことがある、だけど自分の将来のために、みんながんばっている、だから私もがんばらないと」と思えました。フェスタでは1対1で企業の方へ質問ができたり、障がいについて質問されたりなど面接の良い練習になりました。また会場が広いので、混雑はなく、杖を使っている私も周囲を気にすることがありませんでした。私は希望職種以外にもあらゆる企業を回るようにしていました。そうすることで、やっぱり自分はこの企業が良いということがわかり、就活成功につながったのだと思います。

後輩への応援メッセージ

自分に負けずがんばってください。まず自分がどんな風に働きたいのか、将来何をしたいのか、とイメージすることが良いと思います。そうすることで、やらなくてはいけないこと、例えば参加する説明会や志望業種、職種などがわかってきます。また履歴書や面接、ディスカッションも人それぞれ異なる弱点を乗り越えなくてはいけません。時には友人や家族、大学の就職支援、フェスタの相談コーナーなどを頼りつつ、自分の夢に向かってがんばってください。信じ続ければ必ず夢はかなうと思います。

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