先輩の就活体験談
「就活は戦術より戦略が大切です」
法学部
内定先業界:情報・通信
障がい内容:下肢障がい
総エントリー数 | : | 87 |
選考に進んだ企業数 | : | 85 |
就職活動開始時期 | : | 2013年12月 |
私の皆さんに伝えておきたい就活体験は、「就活は戦術より戦略」ということです。これを山登りに例えると、山の登り方が戦術で、頂上までのルートが戦略に当たります。一般的な就活生は、ESの書き方や、面接のテクニックといった戦術に力を入れます。しかし、戦術は戦略の目的を達成するために存在するのです。だからこそ、私は最初に全体を俯瞰するという作業を行いました。具体的な方法としては、業界を横軸に、企業規模を縦軸にして業界と企業をまとめます。そして次に業界間のつながりを考えます。例えば、メーカーは原材料を仕入れるために商社とビジネスをしていますし、それを販売するために卸や小売りの企業ともビジネスをしています。このようにつなげて考えることで、一つの業界を立体的に捉えることができるのです。そうすると、志望動機でも厚みが出来、かつ説得力のあるものを作ることができます。最後に、私がやって良かったと思うことは、得意な業界を一つ持つということです。得意な業界があれば、その業界に関しては自信を持って就活を進めることができますので、全ての選考で余裕を持って進めることができます。
ハンディを感じることは特にありませんでした。しいて挙げるなら、就職活動には体力が必要だということです。就職活動がピークになると、一日に何社も面接や説明会に行かなければなりません。一日中、移動したり説明を聞いたりしていると、疲労が溜まってきます。そのような生活が何週間も続くと、疲労が蓄積していき面接でも本来の力を発揮できなくなってしまいます。だからこそ、効率的に選考や説明会を回ることが重要だと思いました。
就職活動がうまくいった理由は、得意な業界を持っていたということと、さほど業界を絞らなかったということだと思います。私は、中学生の時からITに強い関心があり、自分なりに学習を続けていました。だからこそ、IT企業やICT企業の面接で自分の考えや、将来的な業界の在り方などを根拠も示しながら語ることができました。多くの人は、自己分析を行い自己PRに力を入れますが、私は自己分析を全くしていません。また、自己PRも昨年の11月には完成させていました。私が最も注力したのは、業界・企業研究です。やはり、多くの就活性の苦手な分野が志望動機なので、その点に力をいれたら他の就活生より頭一つ抜けることができると考えたのです。そして、その結果志望する通信業界の企業から内定を頂くことができました。業界・企業研究に注力するということが、私が就職活動がうまくいった理由だと思います。
就活では、心が折れそうな場面が何度もあると思います。特に本命企業に落ちてしまった時は、絶望感でいっぱいになります。しかし、そこで止まってはいけません。自分が止まっていても、周りの就活生は動き続けています。就活は、一度ストップしてしまうともう一度動き出すのが難しくなってしまいます。また、その間にも企業の選考は進んでいます。だからこそ、何社、何十社落ちたって選考を受け続けることが大切なのです。ただ、人間ですから辛くて何も出来ないこともあります。そういう時は、週末だけ休むのがオススメです。一気に一週間も休んでしまうと、そこから元のペースに戻すのが難しくなってしまいます。しかし、週末だけなら適度にリフレッシュでき、かつそれほどペースも崩れません。オンとオフを使い分けながら、就職活動に臨んでください。