先輩の就活体験談

「自分自身の『誇れるところ』を探し出しましょう」


2015年卒

国際関係学部
内定先業界:情報・通信
障がい内容:聴覚障がい

総エントリー数 150
選考に進んだ企業数 10
就職活動開始時期 2013年10月
後輩にぜひ伝えておきたいあなたの就活体験は?

僕は、就職活動を行っている際に、自分以外の様々な学生や社会人に出会い、自分自身の周りの学生や社会人が、「僕よりも立派な人間である様」に思えて仕方がなかった頃がありました。それは、僕が「自信がもてないこと」が原因だと思っており、たびたび落ち込み、悩ましい就職活動の日々を過ごしていました。しかし、数多くの学生や社会人と出会う中、僕は自分自身で納得することにしました。「彼らが『特別』な存在というわけではなく、同じ人間なのだ」と。「自分にも必ず誇れるところがあり、誇れるところがない人間なんかいないのだ」と。そう考える様になってからというもの、小心者である僕でも、どんな人物であろうとも堂々と接するような心構えを持つことができるようになったと思います。だから、就職活動では自分自身の「誇れるところ」を探し出して、堂々とアピールをすることが大切なのではないのかと思います。これが『正解』ではないかもしれないけど、少なくとも、僕は上記のことを就職活動の最も根源的なポリシーにしていました。

就職活動の成功のポイントはなんですか?

僕の持論の様なものなのですが、就職活動は「自分自身を企業に売り込む行為」であると思っています。だから、就職活動中は履歴書を書いて自分自身のプロフィールを作ります、また、面談や面接にてお互いに快く仕事ができる人物かを相互に判断します。しかし、企業は誰でも採用するわけではないです。やっぱり「会社に役立つ人材」「自分の会社の性質(理念など)と一致する人物像」などを欲しがります。そのため、自己分析を行うことが最も大切であり、自己のアピールできることをどんどん見つけ出せば出すほど、自身を企業に売り込む際に役立ちます。その他にも、意外と自分自身が「自分では思ってもみなかった性格」だと知ることもでき、モチベーションの増加や、関心のある企業の選択肢が増える可能性もあります。そのため、僕が最もポイントにしていたことは『自己分析』であり、同時に、これが就職活動の根源だと思っています。

サーナなどを利用して良かった点

ウェブサーナのホームページ、就職フェスタは、大変就職活動に役立ったと思います。ウェブサーナは、「OB・OGの情報」が他の就職活動支援サイトよりも多く、また、自分自身の障がいにどうやって向き合うのかというヒントになりました。また、非常にポシティブなアドバイスなどが記載されているので、自分自身が就職活動で落ち込んだ時などの「励み」にしており、僕自身はモチベーションの維持に非常に効果的だったと思います。就職フェスタは、履歴書の準備に手間がかかることもありましたが、他の障がい学生や人事担当者と実際に顔を合わせて面談ができるため、「自己分析」「自己アピール」「面接」の良い練習になりました。特に、面談に関しては、面接に近い緊張感を味わうことができる点が、後々、「面接」に役立ったのだと思いますし、実際に人事担当者の人柄など感じ、会社の雰囲気も知ることができるのは、とても自分自身にプラスになりました。

後輩への応援メッセージ

就職活動では、自分自身のことを分析し、時には履歴書に記載し、時には面接時にアピールします。だけど、自分自身を分析することは、同時に「自分の嫌なところ」も表してしまいます。しかし、自分の全てが「善」の要素でできている「聖人君子」の様な人物はこの世に誰一人いないでしょう。誰にでも悪いところはあります。時には自分自身の醜い部分を知って苦しみ、嫌になることもあると思います。就職活動がうまくいかず、不安になることもあると思います。不安な人も、たくさんいるでしょう。そんな時こそ、今一度『自己分析』してみてはどうでしょう? 自分自身を今一度見直してみることで、「気持ちが落ち着く」かもしれません、「新しく自分の良いところ」が発見できるかもしれません、「関心がなかった企業に関心が湧く」かもしれません。もしくは、「自分自身で会社を作ってみたい」と思う人もいるかもしれません…。もちろん、この考えが、みなさんにとって『正解』ではないかもしれません。しかしながら、みなさんの一助となれば幸いです。みなさん自身の、就職活動の『成功』を祈っています。

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