先輩の就活体験談
「自分の意見をしっかりと述べましょう」
文学部
内定先業界:メーカー
障がい内容:下肢障がい
総エントリー数 | : | 20 |
選考に進んだ企業数 | : | 7 |
就職活動開始時期 | : | 2013年12月 |
私は就職活動を開始してからも、自分にどんな仕事が向いているのか、何がしたいのかということが明確ではありませんでした。そのため合同面談会では、あえてさまざまな業界のブースを訪問してたくさんの方とお話をさせていただき、多くの企業について調べました。そこで思わぬ出会いや発見があり、とても刺激になりました。面接では笑顔で、かつ自分の意見をしっかりと述べることが大切だったなと改めて感じています。私は人見知りだったので、内心は緊張でドキドキしていましたが、常にこれを心がけていました。その甲斐あって人事の方から「笑顔が素敵。明るいね」「あなたと働きたいわ」と言っていただけることが多かったです!
自己分析と企業研究を、しっかり行っていたことだと思います。その企業が求めていることや行っていることに対し、自分はどんな経験を持ってそこに共感したのか、入社後にどんな経験を活かしどんな仕事をしたいのか、と2つの材料を常にセットで結びつけ、それを1社ごとにノートにまとめました。これは面接やESを書く上でとても参考になったと思います。また、笑顔ではきはきと答えるよう心がけていたことも成功のポイントだったかなと思います。
私は下肢に障がいがありますが、日常生活では特に支障がないので、特に活動中もハンディをかんじることはありませんでした。ただ、営業に関心があった時には「外回りなんて難しいだろうからあきらめないといけないかも…」と思い落ち込んだ時もありましたが、「では、同じ障がいのある先輩社員はどんな仕事をしているのか」「どうやって苦難を乗り越えたのか」などを会社見学の際に質問したり、気持ちを切り替えて「では、自分はどういった形でなら業務をこなすことができるか」と前向きに考えるようにしていました。
日本人には謙遜の美という心があるので、今まで自分を魅せるというよりは謙遜していた人が多いのではないでしょうか。私はまさにそうでした。そのため就職活動開始当初は「長所は何ですか? あなたの魅力は?」と聞かれても全く思いつかず苦労しました。自身の障がいにもどこか後ろ向きな思いがあり逃げていたので、きちんと向き合ったのも始めてだったように思います。しかし就職活動を通して自分をアピールする、自分の障がいをしっかり把握する、ということはとても大切なことだなと思いました。皆さんも自分の障がいと向き合い、そのうえで自分にはどんな魅力があるのかに気付いてみてください!