先輩の就活体験談

「こだわりを持って就活を進めたことでたくさんの気づきがありました」


2016年卒

医学部 女性
内定先業界:メーカー
障がい内容:下肢障がい

総エントリー数 50
選考に進んだ企業数 35
就職活動開始時期 2015年01月
就職先を選ぶ際のポイント

自分が希望する職種に関しては志望理由、動機など応募するにあたり必要不可欠な事項についてしっかりと自分の意志や考えを述べることができるため、やりたいことを仕事にしようと思いました。また、面接の際にも面接官に対してしっかりと情熱を伝えられるので、職種にこだわって就職活動をしてよかったと思います。実際、面接官はしっかりと仕事に対する意気込みや熱意を見ているようで、内定式の際にも私の面接が印象に残ったと言ってくれる方が多くいました。また、「社会貢献度が高い」企業かをポイントにしました。使用する人に優しい製品を作ることに携われることは、仕事をしていく上でのモチベーション維持に重要であると考えました。また、「人に優しい」ということは少なからず社員に対しても優しいのではないかと考えました。障がいがあるため、どうしてもできないことや通院のために休まなければならないことなどもありますが、そういったことにもしっかりと対応してくれると思いました。

後輩にぜひ伝えたい就活体験は?

企業の業界と職種にこだわりました。医薬品メーカーで研究を行いたいというのが最優先の希望であったため、それ以外にはエントリーしませんでした。職種別で募集している企業のみを受けました。障がい者採用ではなかなか研究職の募集がなかったため、一般の学生と同じプロセスで応募し、最初から障がいがあることを隠さずに臨みました。医薬品という業界の特性か、障がいがあることに関しては避けるのではなくしっかりと話を聞いてくれるところが多く、面接に進む前の説明会の段階でいろいろ気遣ってくれる企業が多くありました。

就職活動の成功のポイントは?

私の成功のポイントは「障がいを隠さないこと」だと思っています。実際に就職活動を進めていくと、「障がいは嫌われる」というより「障がいに興味を持ってもらえる」と感じました。興味というのは単なる好奇心ではなく、「障がいがあるのにこれまで大学生活をがんばったんだな」とか「障がいを乗り越えてきたのだから根性があるな」といった評価につながることが多いように感じ、自身の特徴でありセールスポイントであることに気づくことができました。また、そのような反応をしない企業に対しては(ほとんどありませんでしたが)早期にこちら側からも企業を評価できる項目であるため、役立ちました。

後輩への応援メッセージ

障がいはハンディではなく、強い個性です。障がいがあっても働きやすい環境の会社は、障がいの有無ではなく、困難をどのように乗り越えてきたか、どのような考えを持ってきたかなど、内面や能力を尊重して判断してくれます。そのため、自信を持って就職活動に臨んでください。実際に、私は障がい者採用の応募は一社もせず(自分が望む研究職が障がい者採用でなかったため)一般採用での応募でしたが、無事に内定をもらうことができました。それも複数の会社にです。これから就職活動を始める皆さんも障がいを気にするのではなく、ありのままの自分でしっかりと夢を語れるように準備してください。皆さんの成功を心よりお祈りします。

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