先輩の就活体験談
「深く企業と職種を理解した上で自分が貢献できることをアピール」
工学部
内定先業界:メーカー
障がい内容:肝臓障がい
総エントリー数 | : | 10 |
選考に進んだ企業数 | : | 4 |
就職活動開始時期 | : | 2016年09月 |
一つは、本命企業の選考が進む前に、先に別の会社から内定をもらっていたことです。自分が行きたい業界は会社自体が少なかったので、他の業界にも幅を広げていた時期に選考が進み、内定が出ました。そのことで心に余裕が生まれて、本命企業の選考に集中することができました。もう一つは、本命企業は学内の合同説明会によく来ており、その会社が来るたびに必ず訪問して、さまざまな質問をして自分のことを覚えていただきました。私も、その会社について書かれた新聞記事やネットニュースは必ず読み、時間がある時はホームページをずっと読んでいました。自分がやりたいと思っている製品以外でも、その企業の製品は店頭で実物を確認するなどした結果、私自身がその企業の大ファンになっていきました。
通常の就職情報サイトからだと応募できる企業が少なかったり、障がい者に特化した情報サイトでも募集職種に偏りがあり、希望する職種での募集が少なかったりなど、ハンディを感じました。それでも私は自分がやりたい職種での就職活動にこだわり、その企業のファンになるくらい徹底的に調べることで、たとえ希望する職種での募集がなかったとしても自分を採用したくなるような人間になろうと思って行動しました。
全体的にスムーズとは言えず、行ったり来たりという感じでした。最初は自分の興味がある企業の説明会にだけ参加していましたが、それではたりないと思い直して、あまり興味のない企業の説明会にも参加するようにしました。しかし、興味がない企業だと気持ちが乗らず、説明会に参加してもエントリーしなかったり、選考に進んでも応募を辞退したりすることがありました。何となく応募したりと、活動そのものがブレてしまった時期もありました。自分が何をしたいのか、迷うこともありながら、最後の最後で自分でも予想していなかった第一希望の企業から内定をいただくことができました。
「企業研究」について、何をすれば良いのか最初はよくわかっていませんでしたが、就職活動を進める中で一つの答えとして思ったのは、募集している職種のことをよく調べて、その職種に対して自分なりの解釈を持つことです。そして、その職種においてはどういう人物が求められているかを結論づけた上で、そこに自分がアピールできるポイントは何かを探すことです。現実の自分とかけ離れたことをアピールするのはできませんので、自分の中でどういう部分がその職種にとってメリットになるかを考え抜くことが大切です。相手(企業)のことをよく知った上で、自分のどんな部分を伝えれば良いかを考えることが大事なんだと思います。