先輩の就活体験談
就活の基本を押さえた上で障がいをアピールポイントにしました
その他
内定先業界:マスコミ
障がい内容:聴覚障がい
総エントリー数 | : | 20 |
選考に進んだ企業数 | : | 20 |
就職活動開始時期 | : | 2016年12月 |
最初の内は、選考の早い段階で落とされてしまうことも多くありました。そういう場合は、かならず振返ってみて、何が悪かったのか、次の面接でどう改善するかを考えるようにしました。繰り返すうちに次第に選考が通るようになりました。うまくいったと感じた面接で人事の方のリアクションが良かったと思う話を他社の面接でも話してみたりすることで、うまくいった理由や今後の面接に何を活かしていくかなどを考えるようにしていきました。
マスコミ業界に行きたかったので最初から業種を絞っていました。職務内容は障がいの有無関係なく同じ仕事ができるかどうかをポイントにしていました。雇用実績は、単純に入社した実績というだけでなく、入社後も、障がいがあってもいろいろな仕事ができて、キャリアアップしていける実績があるかどうかを確認しました。
自分のアピールをする際に、障がいのことをネガティブに捉えられないように気をつけました。障がいがあること込みでアピールポイントにするなど考えていました。例えば、障がいがあったからこういうことに興味を持てた、こういうことをするきっかけになった、問題意識を持つことができたなど、障がいに関連して自分なりにポジティブに何かを変える機会になったことを伝えるようにしていました。もちろん、それだけに頼るわけではなく、志望動機や自己PRなどはしっかり考え、就活生としての基本部分をしっかりと押さえた上で、プラスαとして障がいをネガティブに捉えていないというアピールをしました。
就活を終えて、内定を何社か頂きましたが、一番重視したのは自分がやりたいと思える仕事ができるかどうかでした。みなさんには「自分には手が届かない企業だから」「障がいがあるからこういう仕事はできないから」と諦めてしまわないようにして欲しいです。とは言え自分も、最初は障がいがあるから、いろいろな仕事はできないと思って諦めて考えていた部分がありました。人事との受け答えでも「できないかもしれないのですが…」という前置きをしてしまっていたことがありますが、何度か選考を経験していくうちに吹っ切れて、障がいに対してどう配慮するかは企業が考えてくれればいい、できないかもしれないことの心配も企業がすればいい、自分は何がやりたくてその企業に応募したのかを伝えることが一番大事だと考えようになりました。