先輩の就活体験談

サーナを利用することで企業の本質に出会えました


2017年卒

生命科学研究科
内定先業界:メーカー
障がい内容:下肢障がい

総エントリー数 45
選考に進んだ企業数 32
就職活動開始時期 2016年03月
後輩にぜひ伝えておきたいあなたの就活体験は?

活動初期は自分の興味がある、なしに関係なく、様々な企業・業界をみるようにし、障がい者採用、通常の採用の両方で可能な限り選考を受けていきました。しかし、「他の方と変わりなく働くことは難しいが、自分自身と会社側が障がいを理解することができ、適切な配慮があれば他の方と変わりなく働くことが可能である」ということに選考を通して気がつきました。それ以降は自分の条件に合った企業に障がい者専門サイトなどからアプローチをかけるようにして、効率よく、無理なく活動できるように工夫しました。

就職先を選ぶ際のポイント

上下肢に障がいがあり、長距離歩行や長時間の立ち仕事が困難なので、自宅や寮、社宅からの通勤距離や通勤時間をポイントにしました。また、人事担当者や他の社員の障がいへの理解もポイントにしました。障がいへの理解とは「施設・制度」だけでなく、一緒に働く人達が自分の障がいについて気を遣ったり、特別だと思うことなく、その人のキャラクターの一部であると思ってくれるかどうか。それが、円滑に仕事をしていく上で大切なのではと考えています。さらに、自分がワクワクするかもポイントにしました。就職活動を通して、「これからの私の人生、辛いこともあるだろうけれど楽しんでいきたい、ワクワクしていたい」と思うようになりました。

就職活動の成功のポイントはなんですか?

嘘をつかないこと。正直に思っていることや考えていることを話すことが成功のポイントだと思います。嘘をつかず、正直に自身の考えを話すことで、企業とのミスマッチを防ぐことができますし、時には「キミ、本当に正直だね。気に入った!」と人事の方にお褒めの言葉をいただくこともありました。しかしながら、「正直に、言わなくても良い余計なことを言う」のは正直ではなく、馬鹿正直というものです。相手にとって「余計なこと」かどうかを見極めるのは非常に難しいですが、正直に自分の思いを伝えることが大切だと感じています。

後輩への応援メッセージ

就職活動では会社に合う、合わないを「あなたはどんな人なのか?」「どうしてウチに興味があるのか?」などの質問を通して人事の方がみているように思います。私は就活を終えてみて、「就活はお見合いなのでは」と感じております。興味ある、なしに関係なく、多くの企業、様々な考えを持った人、色々なプロダクトやサービスに触れ、自分がこれだ!と思う「好み」を把握することが活動の基本ではないかと感じました。この「好み」こそが就職活動でよくきかれる自分の「軸」というものなのだと私は思います。就職活動で迷った時、わからなくなってしまった時は、是非とも信頼できる周りの方々やキャリアアドバイザーなどに相談してください。きっと、少しずつでも自分の進むべき方向がみえてくるはずです。

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