先輩の就活体験談

周囲の大人に相談しフェスタを利用して進めました


2017年卒

生活科学部
内定先業界:メーカー
障がい内容:視覚障がい

総エントリー数 50
選考に進んだ企業数 20
就職活動開始時期 2015年09月
後輩にぜひ伝えておきたいあなたの就活体験は?

面接官や実際に仕事をする人は大人なので、多くの大人に相談しました。大学のキャリアセンター、障がい学生向けのエージェント、趣味のマラソンクラブ等を最大限活用し、身近な大人の意見をとにかく多く聞きました。私の所属しているマラソンクラブは20代から80代の経験豊富で頼れる方が1000人以上所属する伴走クラブなので、私と同じ視覚障がいで就労されている方に支援機器について相談したり、自己分析を手伝ってもらったり、人事経験のある方に面接練習をしてもらったり、年の近い先輩には履歴書の添削をしていただきました。普段の自分をよく知る方だからこそ、率直なアドバイスをいただきました。また、視覚障がいの先輩の経験にならって、障がいを詳しく説明した現況報告書をESに添えて提出しました。説明しないと理解されにくい視覚障がいのある方には必須だと思います。

自分の就活を振り返っての感想は?

経団連のスケジュールにとらわれず、従来通りの早めのスケジュールに合わせて行動したのが良かったと思います。私は教育実習に行くことが決まっていたので、その前にめどをつけたいと考えていました。そのためにスケジュールを逆算し、年末年始から冬の1dayインターンシップに参加し始めました。1dayインターンシップで事業内容を理解し、面談等に備えました。面談では良くも悪くも素の自分が出せて、人事の方に好印象を持っていただけたのではないかと思います。

就職活動の成功のポイントはなんですか?

最期まで業界を絞らず選択肢を増やしたことです。多くの障がい学生と同じく、私も石油、保険、食品、介護と色々な業界を受けました。業界ごとに志望動機をそれぞれしっかり考えて行ったので、面接ではスムーズに答えられました。合同面談会では希望の企業を回り終わって時間が余ったら、他の企業の面談を受けました。内定を頂いた企業も下調べなしで合同面談会のブースを訪問し、接点を持つことができました。志望度の低い企業の面接では、最初は無意識に態度に出てしまったためか不合格が続きましたが、途中からどの企業も第一志望と思って本気で臨むと次々に通過しました。面接官も本気なので、こちらも誠意を持って10個は質問を考えていくと良いと思います。

後輩への応援メッセージ

入試や就活など、新しいことを始めようとするといつも障がいが壁となり、つらいことや悔しい思いをすることが多いと思います。就活を進めて他の学生を見ると、障がい内容を比べてしまうこともあるでしょう。でも、障がいを強みとして捉える企業や一生懸命障がいを理解しようとしてくださる企業もあります。諦めずにがんばってください。視覚障がいの方は特に盲学校やブラインドスポーツサークルなどのつながりを大切にしてください。先輩もみんな苦労しているので、親身になって相談に乗ってくれます。息抜きも忘れずに。私は息抜きで参加した飲み会で出会った方に、後日ES添削や面接練習をして頂きました。

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