先輩の就活体験談

「しっかりと対策し、等身大の自分をアピールしましょう!」


2013年卒

文理学部
内定先業界:メーカー
障がい内容:下肢障がい

総エントリー数 3
選考に進んだ企業数 2
就職活動開始時期 2011年12月
後輩へのアドバイス

とにかく、重要なことは諦めないで活動を続けることだと思います。私は毎日通勤することを考えた時、通えそうな企業が3社しかありませんでした。数的には他の就職活動中の学生より圧倒的に不利でしたが、より細かい部分まで企業研究をしたり、試験の対策をしたりすることができたと思います。ついつい、背伸びをして、良い面をアピールしようとしてしまうと思いますが、採用者が求めているのは等身大の自分です。それを忘れず、そして採用者の立場になって自分をみつめることで、新たなアピール方法等が発見できます。
就職活動は不安だし、緊張するけれど、それを含めて楽しんだもの勝ちだと思います。私は、すごく楽しかったです。楽しみながら活動することを忘れず、諦めないでがんばってください。

就職先を選ぶ際のポイントは?

第一に私の場合、通勤できないと意味がないので、自宅から近く、通勤可能な場所で、事務職を募集している企業を探しました。その際、本社以外の工場や事業所などがどこにあるかを調べることがポイントです。
第二に車いすのため、エレベーターの有無、階段の両てすりの有無、敷地内に急な坂がないか、車通勤は可能か、洋式トイレか、などはとても重要なポイントでした。上記が希望にそぐわなくても、どの程度なら問題ないかなど、面接でたくさん確認をしました。
第三に事務職を第一志望としましたが、できそうな仕事であれば、他の職種でも大丈夫との旨も伝え、「何でもがんばって楽しんでやります」とアピールをしました。職種にとらわれすぎない方がよいと思います。

就職活動の成功のポイントは?

面接の時、常に笑顔で相手の話を真剣にきくこと。そして企業研究をしっかりすることは重要です。笑顔は、どの企業の方からも褒められましたし、面接官も笑顔になるので、楽しく対話できた印象が残るのだと思います。
試験がある場合、それに向けて無料で問題や解答がみられるサイトを3つほど探し、そのサイト内のすべての問題を解きました。特に、英語の試験問題は少ないので、高校の文法問題を復習したり、英検や公務員試験の問題集も解きました。すべき準備をしたかが大切だと思います。

就職活動でハンディを感じた点は? また、それをどうやって乗り越えましたか?

車いすなので、職場にエレベーターがなく階段が多い企業は明らかに無理だと感じ、こちらから辞退させていただくこともありました。しかし、企業によっては工場や事業所など他にバリアフリーの勤務地があり、紹介していただくこともありました。
ハンディは人柄や能力(特待生に選ばれたこと)で乗り越えられることができると思います。特に強みにすることができたのは、大学の学部で1人だけ選ばれる特待生となったことです。これは、どの企業の方もみなさん「それはスゴイですね」「君、欲しいな」といってくださったりするので、車いすという大きなハンディでも、それを乗り越えられる魅力的なアピールになったのだと実感しました。

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