先輩の就活体験談
「企業を絞らずマッチングを大切にしてください」
工学部
内定先業界:メーカー
障がい内容:下肢障がい
総エントリー数 | : | 35 |
選考に進んだ企業数 | : | 25 |
就職活動開始時期 | : | 2011年09月 |
障がい者採用情報がとても多く掲載されていることです。
特に、先輩の経験談は参考になり、自分の障がいについて説明する仕方(例:「○○や△△ができない」というのでなく「●●や▲▲はできる」と伝える方が良い)など、一般向けの就職情報サイトでは得られない情報を得ることができたのが良かったです。
また、自分と同じ障がいのある方が過去にどんな職種で働いているかなどを確認することができ、応募する会社の選択基準になりました。会社がどんな人材を求めているかを簡単に知ることができる点(マッチングしやすい)も役立ちました。
1.今まで学んできたことを活かせる会社
私は研究開発職に就きたく、大学院に進学したので、専攻した分野を活かせる会社を選びました。具体的には理系、工学系、電気系の研究開発職です。
2.体調面で無理なく就業できる環境。
大学院生活は非常に忙しく、体調を崩し長期で休養をとってしまうことがありました。しかし、会社を長期で休むことはできません。そのため、長く継続して働くために時間外労働などはできるだけ抑えていただける会社を選びました。
私は下肢障がいで車いすを使用しているため、就業場所の関係から応募ができる会社が非常に限られたことが一番のハンディでした。
自分がめざしていた研究開発職は主に研究所や工場の中で働くことが多く、バリアフリーの設備がない場所も多かったため、その理由で断られることもありました。
しかし、実際に就業場所がバリアフリーであるかどうかは、その会社に行ってみないとわかりません。そのため、合同企業面談会などを利用し、企業の方から直接話をうかがいました。このように情報収集をきちんとすることで、道を切り拓くことができました。
受ける企業を絞らずに、さまざまな会社を受けることを私は勧めます。
就職活動を通して、内定を得るには企業とのマッチングが大切であることをつくづく感じました。特に障がいがあるため、マッチングさせる要素が多くなります。
また、それぞれの会社で求める人材は異なります。そのため、自分のスキルが企業の求める人物像にマッチできるように、多くの会社を受けることが重要です。
もちろん、多くの会社を受けると、選考でうまくいかないことも多くなるかもしれません。でも、あきらめずに就活を続けることで、きっと自分に合う会社がみつかると思います。一度、面接に進むことができれば、うまく話が進むこともあるのであきらめないでください。