先輩の就活体験談

「自分を受け入れてくれる企業に出会ってください」


2013年卒

人間社会学部
内定先業界:情報・通信
障がい内容:下肢障がい

総エントリー数 50
選考に進んだ企業数 20
就職活動開始時期 2011年12月
就職先を選ぶ際のポイントは?

その会社がもっている「熱さ」に注目しました。
同じ「働く」なら、魅力的な先輩・上司のもとで働きたいと思っていました。選考が進む中で感じる、その会社だけの良さを発見できたら、迷いもなくなると思います。
福利厚生も気にしました。やはりこの先、数十年にわたって所属する場所です。安易に考えたくはありませんでした。たとえば社宅に関して、借り上げか寮かで生活が大きく変わってしまいます。
逆に、障がいとの兼ね合いはあまり考えませんでした。どんな仕事であれ、障がいから来る困難は大小問わず克服していかなければならないのだから、今気にしすぎても仕方ないと思っていました。もちろん障がいの事情で絶対に無理なことを線引きするのは重要です。あくまで、障がいへの配慮だけを気にして企業を選択してはいけないという意味です。

就職活動の成功のポイントは?

選考の振り返りをし続けた点です。
うまくいった面接、ESもあれば、不合格となった面接、ESもあります。私はうまくいった時の要因は何なのか、不合格の要因は何なのかを自分で考えました。
「自分で」することがポイントです。
就職活動において不安が募れば募るほど、人に答えや意見を求めがちです。しかし、面接やESに使うエピソードを体験したのは「自分」です。それをどう伝えていくかを本当に深く考えられるのは自分しかいないと思います。自分が最良と思うかたちで臨むことが重要だと思います。
あとは、社会に出れば、いつでも誰かが助けてくれるわけじゃないということを自覚し、「障がいがあるから仕方ない、できない」は言い訳と考えて、決して自分を甘やかさないようにしました。

WebSanaを利用して良かった点は?

さまざまな企業が掲載されていて、勉強になったことと、サ〜ナ就職フェスタを開催してくださったことです。私はこのフェスタで、今の内々定先企業と初めて出会いました。
面談の時に人事の方が私のことを覚えてくださり、そのご縁が今現在まで続いたのだと思います。そういう意味で、きっかけとなる場を用意してくださったサ〜ナに感謝しております。
また、フェスタでは同じように障がいのある人たちと知り合い、悩みや不安を相談することができました。普通の就活サイトを使っているだけでしたら、そのような出会いはなかったと思うので、利用して良かったです。

後輩へのアドバイス

障がいがありながら仕事を探すことに、不安があると思います。他の方をうらやましく思うことさえあるかもしれません。そのため、選考で無理に自分をよく見せようとしてしまうこともあります。
しかし、本当に大切なことは、「障がいを含めた自分自身」を必要としてくれる、一緒に働きたいと思ってくれる企業を発見することだと思います。
それを可能にするために、できる限り「無理」をして行動し続けることです。自分を甘やかさない強い心が重要です。
もし今までの人生で、何かができないことを他の人のせいにしてきたなら、自分を恥じて改めること、これが大切です。就職活動の成否は自分の力の結果です。是非、がんばってください。

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