先輩の就活体験談
「自分のやりたい事を最も大切にしましょう」
法学部
内定先業界:マスコミ
障がい内容:視覚障がい
総エントリー数 | : | 40 |
選考に進んだ企業数 | : | 20 |
就職活動開始時期 | : | 2012年01月 |
私が志望していた記者職を募集している企業は、視覚に障がいがあるとなかなか受け入れてもらえない事があるため、その点で健常者の方に比べてハンディを感じました。
乗り越えた方法としては、逆に「視覚障がいの長所」を相手に伝えていきました。例えば、私は視覚障がいが記者職にいかに向いているかということをアピールしました。「視覚障がい者は人の声のトーンや間に敏感であるから、人の話を聞く記者に向いている」という趣旨のことを採用担当の方にお伝えしていました。
私は、まず自分のやりたい事を最も大切にし、就職活動を行いました。最初に入りたい業界を決め、さらにその中で自分がやりたい職種をあらっていきました。
私の場合は、報道に興味があったためマスコミ業界を選択。その中から、自分は記者になりたいのか、ディレクターになりたいのか、はたまた営業をやりたいのか、事務職をやりたいのか、と自分に問いかけ続けました。
その結果、自分は記者になりたいのだということが明確になり、内定をいただいた記者職がある企業にたどり着きました。
あきらめなかったことだと思います。私は視覚に障がいがあるのですが、正直視覚障がいで記者になるのは相当無茶だったかもしれません。障がいのことを伝えただけで何社も断られました。
幾度となくあきらめようかと思いましたが、中学校の頃からずっと夢見ていた職業だったので、どうしてもあきらめきれず、とにかく受けつづけました。今から振り返ると、そのあきらめなかったことが成功のポイントだったと思います。
あと、しいて述べるならば「縁」だと思います。私は大学での学内新聞からサ〜ナを知り、登録させてもらいました。また、そのサ〜ナで企業を知り、内定をいただきました。そのような「縁」がポイントです。学内新聞とサ〜ナには、本当に感謝しています。
とにかくあきらめずにがんばってください。就活で思うように結果が出ないと、つい社会のせい、障がいのせい、周囲の環境のせい…いろいろなもののせいにして、すべてを投げ出しそうになります。
しかし、あきらめずにやっていればわかってくれる人はいると思います。もしわかってくれる人がなかなか現れなくても「耐えれば自分の成長につながる」と思えば、わりとがんばれると思います。そのように、あきらめないことが、次のステップにつながると思うので、がんばりすぎない程度にがんばってみてください。