先輩の就活体験談

「前向きな姿勢を見せることが大切」


2015年卒

法学部
内定先業界:商社
障がい内容:上肢障がい

総エントリー数 20
選考に進んだ企業数 12
就職活動開始時期 2013年11月
後輩にぜひ伝えておきたいあなたの就活体験は?

就職活動にあたっては前向きな姿勢を見せることが大切です。私の障がいは上肢の比較的軽度のものですが、就職活動を始めた当初は面接を突破することができませんでした。その理由は、障がいをいいわけにして様々なことをあきらめてきたため、自信をつけることができなかった点にあると考えています。それに気づかされたのは、就職活動の中で障がいがありながら多くのことにチャレンジしてきた方と出会ったためです。彼らは障がいをいいわけにしない前向きな姿勢をもっていました。私は彼らを見習い、努力していきたいという姿勢を伝えるようにしました。その後、すぐにではありませんが、内定をいただくことができました。皆さんもその会社で働きたいという熱意を伝えられるよう頑張ってください。

就職活動の成功のポイントはなんですか?

私が就職活動の成功のポイントと考えるのは次の二つです。一つは就職活動が始まるまでの経験を整理しておくことです。企業との面接では、自己PRなどを通して人物像が見られます。就職活動までの経験を整理し、誠実な人、明るい人など、どのような人物像で自分をPRしていくべきかを考えておくと良いと思います。二つ目は、なんと言っても就職活動をやめないことです。就職活動の中で、会社を受け、選考に落ちるという経験を非常に多くの方がすることになります。私自身、このまま就職が決まらないのではと思うこともありました。しかし、最終的に内定をいただくことができたのは私を評価していただける会社に出会えたからにほかなりません。そこには、運の要素も大きいと思います。とにかく会社を受け続けることが内定をつかむ上で最も重要なことです。

活動でハンディを感じた点は?また、どのように乗り越えましたか?

私は上肢障がいのためタイピングのスピードに限界があります。事務職を志望する上でハンディとなるのではという不安がありましたが、選考には大きく影響しなかったように思います。むしろ、障がいと直接関係はありませんが、あがり症のため面接でうまく話せないことが課題でした。解決法を見つけたわけではなく、面接を重ねることで少しずつ話し方を身につけていきました。多くの質問に対応できるようになるためにも面接慣れすることは有効です。第一志望の企業を受ける前に数社の面接を経験しておくと良いと思います。

後輩への応援メッセージ

障がい者としての就職活動は多くの人にとって大きな挑戦です。私はこれまでの人生を整理して他人に話す、面接で失敗を重ねながらも試行錯誤をくりかえすという就職活動ならではの経験を通して成長することができたと感じています。就職活動では失敗を重ねて成功をつかむものだと思いました。ただ、やはりどのような大学生活を過ごしたかで就職活動の難易度は大きく変わってきます。少しでも就職活動に使える経験を積んでおくことが大切です。使える経験が何もないという方で、文系であれば、就職活動までの期間がわずかであっても、ボランティア等の課外活動に参加しておくことをおすすめします。

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